【告知】10/29 旅のごはんBOOKシリーズ『マルちゃん焼そば 世界の旅レシピ50』発売!
【告知】12/17 ハヤカワ新書『カップ焼きそばの謎』発売!

とんかつ柳ヶ瀬本店

当ブログでも先日告知したが、12月17日に『カップ焼きそばの謎』という新刊が発売される。同書でも重要な役割を担っているのが、群馬が誇るまるか食品の「ペヤング ソースやきそば」だ。

ペヤング赤堀工場の看板

11月上旬の日帰り群馬遠征では、前橋市と伊勢崎市の市境近くにある国道50号線沿いの温泉施設に立ち寄った。たまたまだが、まるか食品の赤堀工場がその施設に隣接していて、ペヤングの看板も並ぶように掲げられていた。群馬では、かくも身近な存在なんだなと妙に感心してしまった。

とんかつ柳ヶ瀬本店 国道50号沿い

さて、その温泉施設から少し西。前橋市に入ってすぐのところに、とんかつ柳ヶ瀬本店という店がある。前回紹介した高崎の焼きまんじゅう二代目だるまと同様、こちらも前々から訪問したかった宿題店だ。

とんかつ柳ヶ瀬本店 特徴的な外観

訪れたのは日曜の夕方。街道沿いにふさわしい広々とした駐車場の奥に、三角屋根の建物が鎮座している。入口脇ではためく幟には、「とんかつ鉄板焼そば」の文字がしたためられている。そう、それが目的の品なのだ。

とんかつ柳ヶ瀬本店 店内の様子

入口を入ると左右に客席スペースがあり、右側へ案内された。テーブルと座敷席が多数用意されている。照明の明るさが抑え気味だ。とりあえず窓際のテーブルのひとつに着席して、メニューを確認。

とんかつ柳ヶ瀬本店 メインメニュー

メインメニューは看板商品のとんかつを主軸にして、定食や麺類が並んでいる。目的の品、あつあつ鉄板焼きそばは、独立した別メニューになっていた。

とんかつ柳ヶ瀬本店 鉄板焼きそばメニュー

鉄板焼きそばはヒレカツ、とんかつ、チキンカツが選べて、半ライスと味噌汁がついてくる。味付けは秘伝タレと味噌ダレのどちらかを選択。焼きそば単品なら100円引きだそうだ。

あつあつ鉄板とんかつ焼きそば 1100円

注文したのはあつあつ鉄板とんかつ焼きそば(1100円)。味付けは秘伝タレを指定した。10分ほどで配膳。お盆の奥に焼きそばととんかつが盛り付けられた鉄板が配置され、手前にご飯・お新香・味噌汁が並んでいる。

焼きそばのボリュームもなかなか

焼きそばのボリュームはなかなかのものだ。熱せられた鉄板にドサッと盛られ、揚げたてのとんかつがトッピングされている。とんかつはかなり厚みがあった。衣はサクサクで、濃厚な甘口ソース=秘伝タレがたっぷりとかかっている。

とんかつはかなり厚みがあった

焼きそばの麺は縮れた太い蒸し麺で、キャベツと一緒にオイリーな感じで炒められている。味付けはフルーティなソース味。もちっとした麺に馴染んでいる。ご飯は半ライスのはずなのだが、並盛りと言われても違和感がない量だ。

麺は縮れた太い蒸し麺

必然的にご飯を軸にした三角食べになる。とんかつ、ご飯。焼きそば、ご飯。味噌汁、ご飯。こちらの記事によると、このお店のルーツは岐阜だそう。焼きそばとご飯は、彼の地なら一般的な組み合わせだ。

焼きそばとご飯

焼きそばととんかつを一緒に食べるのも試してみた。サイズ的にちょっと無理があるが、とんかつを一口かじって、焼きそばも頬張るとめっちゃウメーン! インパクト抜群だが、やはり見た目だけではない。焼きそばもとんかつもソース味との相性は抜群なので、組み合わせとしては大いにアリだな。

焼きそばとご飯

ザ・漢メシ!というボリュームで大満足できた。ちなみに後客が一組あり、持ち帰り注文も入っているようだ。地元で人気のお店なのだろうなあ。

そっと見守る赤城山

焼きまんじゅうからペヤングまで、コナモン文化が根付いている群馬県。まだまだ知られざる焼きそばが潜んでいそうだ。またそのうち探求に訪れたい。

店舗情報住所: 群馬県前橋市東大室町146-2
営業時間: 11:00 - 15:00, 17:00 - 21:00
定休日: 火曜
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主なメニューあつあつ鉄板とんかつ焼きそば 1100円