焼きそば食堂
大阪・梅田と地下でつながっている北新地にも今年6月、焼きそば専門店がオープンした。「焼きそば食堂」という、ド真ん中ストレートな屋号の店だ。ただし、焼きそば専門店なのは昼営業のみで、夜は別の業態という二毛作。茅場町の東京JuJuと同じようなスタイルである。
場所は大阪駅前第2ビルの地下2階。区画番号は67-1で、行列店・大阪トンテキの右隣りのブースで営業している。このフロアが予想以上に広く、かなり歩き回った。日本で一番広い地下街は新宿駅とされているが、阪急三番街や大阪駅前第1~4ビルなど地下「階」を加えると、実質的に梅田の地下街が日本一らしい。
焼きそば食堂の間口は狭めで、店舗は奥に細長い造りだった。右手が厨房で、それに面してカウンター席が設えてあり、奥にはテーブル席も見えた。平日のお昼時で先客は2人。切り盛りするのはシュッとした感じの女性2人。眼福眼福。
さて、メニュー。焼きそばは「名物!スパイスソース焼きそば」「焙煎香味カレー焼きそば」「鶏もやし塩焼きそば」、そして「月替わり焼きそば」の4種がある。ランチタイムはサービスで定食になるらしい。最初は定番、名物と謳っているスパイスソース焼きそば(680円)を注文した。
注文が入ると生麺を茹で始めた。時間を計ってIHの調理台のフライパンに麺を広げる。大阪なので当然鉄板かと思ったが、IHのフライパンで調理するとは珍しい。ランチサービスのライスとスープが運ばれ、まもなく焼きそばも配膳された。
麺はエッジの立った中太の角麺。麺と一緒に豚肉スライスとざく切りキャベツが炒めてある。さらに生キャベツの千切りと温泉玉子がどさっと盛られ、花ガツオがトッピングされていた。脇には紅生姜が添えてある。かなり独特な焼きそばだ。
麺はタピオカ澱粉でも入っているのか、ムチムチした弾力のある特徴的なタイプだ。味付けはスパイシーソース。オタフクソースの幟やエプロンがあったので、同社の辛口ソースと焼きそばソースあたりをブレンドしているのかな。千切りキャベツとの相性も良い、ご飯に合うソース味だ。
温泉玉子を崩しても良し。全体的にウェットな仕上がりで、温泉玉子の白身も箸で掬い取れない状態で多少残ってしまった。卓上にマヨネーズもあったが最後まで使わず終い。ご飯のオカズとしても十分な味付けで、満足できた。
暖簾の裏には「煮込み酒場」という別の屋号がしたためられている。これが夜の顔か。夜も焼きそばは注文できるみたいなので、飲み屋として利用するのも良さそうだ。
それにしても大阪駅前ビル地下街って初めて来たけどホンマ広いなぁ。第1ビルから第4ビルまであり、しかもすべて地下2階までって迷子になっちゃうよ。店を探して歩くだけで疲れたー。
店舗情報 | TEL: 06-6344-0211 住所: 大阪府大阪市北区梅田1-1-2 大阪駅前第2ビル B2F 営業時間: 11:30~15:00 17:00~22:00 定休日: 日曜・祝日 |
---|---|
主なメニュー | 名物! スパイスソース焼きそば 680円 焙煎香味カレー焼そば 680円 鶏もやし塩焼そば 680円 月替わり焼そば 680円 各麺大盛り 100円 焼そば各種 ハーフ 380円 ※ランチはスープ・ご飯・玉子付き |
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません