東京焼き麺スタンド 神保町店

昨日、12/15にKindle本『焼きそばの歴史《上》』を刊行した。その原稿に集中していたため、ここ何ヶ月か、ブログ更新が滞ってしまい、読者の皆様には申し訳なく思う。

その間にも焼きそばの新店がいくつか現れている。焼きそばの歴史本に集中している関係で、新店より老舗に興味が移ってしまっているのだが、押さえるべき店はできるだけ押さえておこう。

まずは東京焼き麺スタンド。2018年7月1日に下北沢でオープンした焼きそば専門店だ。いくつかのメディアでも取り上げられ、ファンも増えつつある同店が、2019年8月1日に神保町へ出店した。

東京焼き麺スタンド 神保町店

場所は神保町A7出口を出て、神田すずらん通りと平行に走る、老舗喫茶店さぼうるの路地を先に進んだあたり。セブンイレブンの隣にある。垂れ幕が目印だ。

東京焼き麺スタンド 券売機

一階へ入ると左手に券売機がある。メニューはスーパー焼きそば(800円)とスーパーナポリタン(900円)の2つがメインで、あとはオプションだ。

中華鍋を振るう黒田康介さん

購入した食券を右手の厨房へ渡して、2階の客席スペースへ。ガス台では、下北沢でお会いした黒田康介さんが中華鍋を振っていた。

2階が客席スペース

2階には、4人掛けのテーブルが2卓と、カウンター席が4脚。セルフサービスのお冷を汲んで、空いているテーブルに着席。

スーパー焼きそば 800円

待つこと5分あまりでスーパー焼きそば(800円)が運ばれてきた。黒田さんが、卓上の調味料を一通り説明してくれ、階下へ戻っていく。さて、いただきます。

茹でおき麺をあえて使用

焼きそばそのものは下北沢と同じだ。麺はモチモチの太麺。こちらでは三河屋製麺の生麺をあらかじめ茹でて冷水で締めた、茹でおきの麺をあえて使っている。

濃厚な風味のソース味

麺には中華鍋でしっかりと焼き目がついている。味付けは濃厚な風味のソース味。甘味とスパイスの塩梅が良い。具は豚肉とキャベツ。トッピングに目玉焼き。そして青海苔と紅生姜。

目玉焼きを絡めても良し

目指したのは「究極の普通」というキャッチコピーの通り、オーソドックスな焼きそばを、厳選された食材でどこまでも丁寧に作った、という印象だ。目玉焼きの黄身を割って絡めても良し。

好みに合わせて自由にアレンジ

麺の量は通常の食事としては充分なボリューム感だ。食べ勧める途中で、卓上の調味料を使うのもよい。土佐酢でさっぱりさせるも、マヨネーズでこってりさせるも、好みに合わせて自由にアレンジしよう。

好みに合わせて自由にアレンジ

後日いただいたスーパーナポリタン(900円)も、ケチャップ味の焼きそばといった食味で、これもイケる。スーパー焼きそば以上に濃厚だなあ。

神保町というと不動の王者、みかさのホームグラウンドだ。そこにあえて飛び込んできた新人焼きそば店。個人的にはエリアの盛り上がりにつながるよう、どちらも応援したいところだ。

ところで、そのみかさにも最近動きがあった。次回はそちらをレポートしたい。