焼きそば専門店 七福神

3月下旬に3泊4日で行ってきた紀伊半島ツーリング。最終日の4日目は、奈良県五條市を発ったあと、まず橿原神宮を訪れた。日曜の昼前、風は冷たいが好天に恵まれて気分爽快だ。

さて、ここから高速道路で東京まで帰るわけだが、その前に腹ごしらえをしておこう。訪れたのは橿原市葛本町にある焼きそば専門店・七福神。昨年10月にオープンしたばかりの店だ。

奈良県橿原市 焼きそば専門店 七福神

訪れたのは日曜の正午。店舗は県道沿いにあり、4台分ほどの駐車場が用意されている。大きな窓に囲まれているため、店内は明るい印象だ。客席は2人掛けのテーブルが3卓、座敷席が3卓、カウンターが4席。先客はいなかったが、あとからすぐ2組ほどやってきた。

焼きそば専門店 七福神 ランチメニュー

専門店なのでメニューには当然焼きそばが並んでいる。ランチメニューがお得で、豚・イカ・エビの各種焼きそばがご飯セット付きで800円。そばめしはなと500円というお値打ち価格。好みで塩味に変更できるのも嬉しい。

焼きそば専門店 七福神 レギュラーメニュー

レギュラーメニューも定番のソースのほか、海鮮塩焼きそばや豚キムチ焼きそば、そばめしなどバリエーションが豊富だ。その中でも屋号を冠した七福神焼きそばと、スタミナラーメンが根付く土地に相応しいスタミナ焼きそばに惹かれてしまった。

どちらを注文するか悩んだあげく、前者に決定。

「ご注文はお決まりですか?」
「七福神焼きそば(1000円)とご飯セット(250円)をお願いします」
「太麺か細麺か、選べますが?」
「太麺でお願いします」

焼きそば専門店 七福神店内の様子

ホール担当の女性にそう告げると、やがて厨房から調理の音が聞こえてきた。店主も女性で、もともと主婦だった方らしい。店内に貼られていた2019年2月20日付けの毎日新聞(奈良県版)から一部引用しよう。

門前さんは食堂で働いたこともあり、「60歳までに食べ物の店を持ちたい」というのが夢で、夫の由人さん(58)とも話し合っていた。2017年秋に体調を崩して手術を受けたことをきっかけに、「明日のことは分からない」と実現に向けて動き出した。

七福神焼きそば+ごはんセット

注文した七福神焼きそばは、5分ほどで配膳された。すき焼き風の焼きそばだ。ご飯セットはごはん、味噌汁、漬物が付いてくる。

七福神焼きそば 1000円

焼きそばは小鍋に盛り付けられている。うどんほどもある太麺を炒めて、すき焼き風の甘い割り下で味付けしてある。具は牛肉、長ネギ、玉ねぎ、お麩。お麩が焼きそばの具に使われているのは初めて見た。そこに粗挽き胡椒がたっぷり散らされている。

生卵につけてすき焼き風に

メニューによれば牛肉は黒毛和牛を使用。もちもちの太麺にあまからく味付けされた牛肉が合う。それを溶いた生卵につけて頬張る。割り下はかなりあまめだが、黒胡椒がアクセントになってバランスが取れている。美味くないわけがない。

ご飯に合うこと合うこと

さらにはそれをご飯に載せる。こうなるとほぼうどんすきだ。割り下の滲みたお麩も、柔らかく甘いネギもご飯に合い、グイグイと白米が消費されていく。関西の焼きそばはご飯が欲しくなるが、これはまた格別だなあ。

似たようなすき焼き風の焼きそばは道頓堀の寿座でも提供しているが、そもそも奈良県は焼きそば専門店、不毛の土地だ。そういう意味でも希少性は十分。近い府県にお住まいの焼きそば好きはぜひ訪れてみてね。ついでに今井町の散策もオススメですよ。