Kozinha Sushi Bar, Aeroporto Santos Dumont

2019年11月12日

長かったブラジルの焼きそばレポートもいよいよ最後だ。ブラジル滞在最終日は 、リオ・デ・ジャネイロからサンパウロ、サンパウロから国際線で日本へ……という旅程を予定していた。

リオのサントス・ドゥモン空港

リオにはアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港(旧名のガレオン空港の方が通りが良い)と、国内線が発着するサントス・ドゥモン空港(Aeroporto Santos Dumont)がある。ちょうど成田空港と羽田空港のような関係だ。ホテルからタクシーで向かったのは後者のサントス・ドゥモン。市街地中心部からも近い。

Kozinha Shushi Bar

アズールブラジル航空のカウンターでチェックインを済ませ、手荷物検査も終えて搭乗ロビーへ。搭乗を待つ間に軽く昼食を……と空港内で見つけたのが、Kozinha(コジーニャ)という寿司バーだ。

Kozinha Shushi Bar

こじんまりしたブースでスタッフは3人くらいの若い男女。ブースの背面側にテーブルも用意されている。ちなみにこのロビーは屋根が青いガラスのドームになっていて、写真がどれも青みがかってしまう。レタッチソフトでできるだけ色合いを修正してみたが、食べ物にはあまり向いていない色だと思う。

Kozinha Shushi Bar メニュー

メニューを確認したら寿司や手巻き(Temaki)の他に焼きそばもある。YAKISSOBA VEGETAIS(野菜焼きそば)がR$28(約782円)、YAKISSOBA SALMÃO(サーモン焼きそば)とYAKISSOBA SHIMEJI(シメジ焼きそば)がそれぞれR$32(約894円)。ブラジルではシメジが「Shimeji」という名前で流通しているのだ。

Kozinha Shushi Bar 焼きそばメニュー

空港で提供される食事は、その地域でごく一般的なスタイルのはず。どんな品が出てくるのか興味が湧いたので、YAKISSOBA SHIMEJI(シメジ焼きそば)とベルギービールのSTELLA(R$11)を注文してみた。ビールと焼きそばでR$43(約1200円)。

YAKISSOBA SHIMEJIとSTELLA

調理はその場でせず、すでに出来上がっているのを電子レンジで温めているようだ。以前、成田空港でソース焼きそばを食べたときもレンチンだったので、その点は気にならない。しばらくしてビールと焼きそばが運ばれてきた。

YAKISSOBA SHIMEJI(シメジ焼きそば) R$32

焼きそばは縦長の樹脂製カップでの提供。飲食店舗でこういう容器は初経験だ。エースコックのJANJANソース焼きそばや徳島製粉の金ちゃん焼きそばを思い出す。

縮れた太麺、Koniと似ている

麺は縮れた太麺。見た目も食味も前回紹介したKoniの焼きそばと似ている。具はシメジ、ブロッコリー、キャベツ、人参。キャベツや人参は千切りにされている。それらを醤油と砂糖で煮て、麺と絡めてある。Koniのキャベツはシャキっとしてたが、ここのはクタクタだ。

カップの底には煮汁が溜まっている

味付けはしょっぱめ。シメジや野菜の旨味が滲みている。汁っ気が多く、カップの底には煮汁が溜まっている。ただしトロミはついてない。ブラジル現地で作られているサクラ醤油の「ライト(Light)」のボトルが付いてきた。試しに掛けてみると、まあまあ合う。血圧が気になるのでほどほどにしておこう。

Sakura Shoyu Light

文中で述べたように空港で提供されているということは、リオでも手巻きや焼きそばがごく一般的なことを示している。その焼きそばが混ぜ炒めのつゆだくタイプな点も興味深い。リオ・デ・ジャネイロは総じて混ぜ炒めが主流なのかな。

ブラジルは日本から最も遠い国のひとつ。そのブラジルに焼きそばが「Yakissoba」として普及していることを、今回こうして目の当たりにできた。焼きそばという視点を通しての旅で、地球規模での人と人との繋がりを実感できるのが、自分にとっては実に面白い。これからも意外な場所の意外な焼きそばを、マイペースで訪ね歩いていきたい。

ちなみにリオ・デ・ジャネイロを経って日本の羽田空港に着くまで、2度の乗り換えを含めて40時間掛かった。40時間はさすがにしんどい。やっぱ遠いわ。