山口屋 (茨城県取手市)

茨城県の県西&県南エリアの焼きそば特集、最後は取手市から。2週に渡ってご紹介しましたが、ひとつとして似たタイプの焼きそばが無いってのが、驚きでした。


利根川を挟んで千葉県我孫子市の北に位置する茨城県取手市。その取手市立白山小学校のすぐ近くに、山口屋という焼きそば専門店がある。JR常磐線の取手駅西口からも割と近い場所だ。

取手市 山口屋 やきそば店

訪れたのは5月下旬、土曜日の午前11時ごろ。こじんまりした建物には、「やきそば」の文字が染め抜かれた渋い暖簾が掛かってきた。木枠にガラスの引き戸。日差しで色あせたフード。もろ私好みの、グッとくる鄙びた外観だ。

山口屋 店内の様子

引き戸を開き、「こんにちはー」と店内へ。「いらっしゃいませ」と出てきた女将さんが一人で切り盛りしているようだ。テーブルは4卓。先客なし。建物はちょっと古びているが、とても丁寧に掃除されていて清潔感がある。

山口屋 メニュー

メニューは焼きそばとドリンクのみ。焼きそばの玉子入は350円と250円がある。食べ歩きということで、小さめの方がよかろうと250円の方を注文した。

調理の音と香りが食欲をそそります

女将さんは厨房の鉄板で調理を始めた。焼きそばの焦げる香りとコテの音が小気味よい。出されたお冷を飲みつつ待つこと7分ほどで、注文した品が運ばれてきた。黄色い。

焼きそば玉子入 250円

玉子入りの焼きそばというと混ぜ炒めか、あるいは目玉焼きがトッピンされているスタイルが多い。しかしこちらは薄焼き玉子で覆われていた。漂う香りからして、とても美味しそうだ。

薄焼き玉子の下には熱々の焼きそば

薄焼き玉子を箸で捲ると、熱々のソース焼きそばが現れた。麺は細い蒸し麺で、一本一本が短い。具は薄切りハムとキャベツが一緒に炒められていた。

酸味勝ちのソース味

さらに玉子に隠れて青海苔や紅生姜も添えられていた。焼きそばは酸味勝ちのソースで必要十分な味付けだ。薄焼き玉子もほんのり塩気があって、食欲を刺激する。なによりも、この値段でハムが入っているのが嬉しい。

この値段でハム入りなのが嬉しい

玉子入りで250円なのでボリュームは軽め。食べて終わるころには「350円にすれば良かった」なんて思ったり。一応、オムそばに分類されるのかも知れないが、カタカナ表記はあまり似合わない、懐かしさを感じさせるとても美味しい焼きそばだった。

女将さんに確認したところ、こちらのお店は女将さんの旦那さんのお母さんの代からやってるとのこと。こちらも常総市のやきそばあおきのように、目の前にある小学校の卒業生たちにとっては、きっと思い出の味なのだろう。この価格設定は大変だろうけど、末永く続けて欲しいなあ。

山口屋

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水門やきそば あきた (茨城県つくばみらい市)

鬼怒川と並行するようにその東側を流れる利根川水系小貝川。ブラックバス釣りのポイントとして知られている川で、ルアーをぶら下げた釣竿を手に川岸をうろうろしている釣り人も多い。

利根川水系 小貝川

かつて小貝川は洪水の多い暴れ川だったらしいが、度重なる治水対策で今はおとなしくなったとか。江戸時代に造られたつくばみらい市の福岡堰もその治水対策のひとつで、堰から分岐した水路は灌漑用水として利用されている。

小貝川と用水路を隔てる水門

その用水路の水門の目の前にあるのが今回紹介する焼きそば専門店、水門やきそば・あきたである。創業は47~8年前。桜の名所としても知られるこの地で、昔から地元の人に親しまれてきた焼きそば店なのだ。

つくばみらい市 水門やきそば あきた

5月下旬、土曜日の昼時に訪問。店は駄菓子屋を兼ねたような造りで、テーブルが5卓ほど並んでいる。先客の家族連れが丁度帰るところで、3人で食べた上に焼きそばを何人前か持ち帰りしていた。

水門やきそば あきた メニュー

メニューは焼きそばの並と大のみ。これ以上ないほどにシンプルな品揃えだ。並(350円)を注文すると、女将さんが鉄板で調理し始めた。5分ほどで出来上がり。

焼きそばは鉄板で調理

麺は中細で、ゴワゴワした歯応えの角蒸し麺。具は豚コマとキャベツ。トッピングに青海苔、紅生姜。並でもなかなかのボリュームだ。

やきそば(並) 350円

味付けはソース味がベース。見た目はいかにも昔ながらのソース焼きそばである。しかし、一口食べてビックリした。ニンニクだ。それかなり強烈に効かせてある。見た目を裏切るインパクトで、癖になる味わいだ。

見た目は一般的なソース焼きそばだが……

女将さんに確認したところ、すりおろしたニンニクを昔から入れているそうだ。野田から柏に移転した車の焼きそばジロベエもニンニクを効かせてあるのが特徴だが、距離的にはちょっと遠いので、完全にこちらのオリジナルなのだろう。

ニンニクがめっちゃ効いてます

食べ終えてお会計。それにしても印象的な焼きそばだった。静岡西部の中遠ニンニク系もそうだったが、ここのを食べ慣れたら、他の焼きそばが物足りなくなるに違いない。茨城西部・南部エリアの焼きそばは個性派揃いで、ほんと探索し甲斐がある。桜の季節にでも再訪してみたいなー。

あきた

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こうや食堂 (茨城県坂東市)

茨城県の県西&県南エリアの焼きそば特集、後半でーす。個性的な焼きそばが今週も続きますよ。


前回紹介したやきそば あおきのある常総市から、西に移動して隣接する坂東市(旧岩井市)へとやってきた。ここにも、こうや食堂という焼きそばの人気店がある。

坂東市 こうや食堂

5月下旬の土曜日、昼過ぎに訪問。こうや食堂は坂東市の中心部、岩井という地域の国道354号沿いにあった。商店街は綺麗に整備され、歩道も広い。店の前が駐車スペースになっていて、既に客の車でほぼ埋まっていた。

こうや食堂 店内の様子

店舗は近年改装したのか真新しい建物だ。客席はテーブル6卓。先客で7割方が埋まっている。客が後から後から来るし、持ち帰り注文もたくさん入っていた。本当に地元で人気なんだなー。

こうや食堂 焼きそばメニュー

メニューは焼きそばだけでなく、ラーメンや丼物、カレーライスもある。ただほとんどの客は焼きそばのようだ。注文したのは特製焼きそばの中(350円)と自家製スープ(80円)。メニューは特大までしかないが、他の客が「超」特大なんてのを注文していた。そんなのもあるのか。

こうや食堂 厨房の様子

客席から厨房を眺めてみると、焼きそばの調理は鉄板でも中華鍋でもなく、深手の両手鍋を使っていた。菜箸とコテを両手で持って、手際よく麺を焼いている。青森の鈴木焼きそばと似た調理スタイルだ。興味深いなー。

焼きそばとスープが届きました

先客の注文を順次片づけて、自分の注文した品は15分ほどで出来上がり。熱々の焼きそばと湯気を立てたスープが運ばれてきた。

特製焼きそば(中) 350円

麺は細い蒸し麺。やや柔らかめで、そばめしのように一本一本がかなり短く、全体的にフワッとしたドライな仕上がりだ。具は賽の目に切った豚肉とキャベツ。青海苔や紅生姜は無し。北関東らしいシンプルな構成の焼きそばである。

フワッとしたドライな仕上がり

味付けはソースがベースだが、見た目の色から想像した通り極薄めだ。焼きそば単体でよーく味わってみると、焼きそば自体の味付けも単純でないことが分かる。フライドオニオンらしき食材が隠し味に使われていて、塩というか魔法の粉も効かせてあった。

フライドオニオンが隠し味に

しかしやはりソースを後掛けするのがここの焼きそばの基本スタイルなのだろう。卓上のソースは酸味の効いたタイプで、麺に掛けるとぐっと味が引き締まる。唐辛子で辛味を加えるのも私好みだった。

ソース後掛け&唐辛子

スープはノリとナルト入り。あっさり醤油風味で、きっとラーメンも美味いに違いない。試しに焼きそばを一口分浸してみたが、出汁が香り立ってなかなか美味しかった。焼きそばの大盛りとスープを頼んで、いろいろと味変を楽しむのも面白そうだ。

スープに浸すのもあり

お会計は430円。思わぬところでソース後掛け焼きそばに出会えて嬉しいなあ。それにしても独特な焼きそばだった。日光のれんがyaを思い出させる味わいだが、どうしてこういう焼きそばに落ち着いたのか気になる。今度訪れる機会があったら、お店が空いているタイミングに色々と訊いてみたいなあ。

こうや食堂

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やきそば あおき (茨城県常総市)

前々回に紹介した中山屋のある筑西市と、前回紹介したくぼた食堂のある結城市。隣接する両市の市境を流れるのが、利根川水系の鬼怒川だ。その鬼怒川をズズっと35㎞くらい降ると、常総市に至る。旧市名の水街道という地名の方が有名だろうか。今回紹介する「やきそば・あおき」は、その常総市にある焼きそば専門店だ。

常総市 やきそば あおき

訪れたのは5月下旬、土曜日の11時半過ぎ。あおきは水街道有料道路の南、県道134号線沿いにある。豊岡小学校の入り口のすぐ傍なので、きっと同校の児童たちも、この店の焼きそばに慣れ親しんでいることだろう。

やきそば あおき 店内の様子

入店すると眼の前に持ち帰り用のカウンターがあったが、左手のドアを開けると飲食スペースもちゃんと用意されていた。客席は8人がけのテーブルが2卓置かれている。店はご夫妻で切り盛りされているらしい。先客はいなかったが、すぐ後からポツポツと地元のお客さんたちがやってきた。

やきそば あおき メニュー

テーブルに着席してメニューを確認。焼きそばは250円から400円まで。カレーライスも300円と400円があり、100円で焼きそばにカレーを掛けることもできる。お冷を出してくれた女将さんに注文を告げる。

「焼きそばの中(300円)、カレー掛け(+100円)ください」
「はい、中焼きそば・カレーがけね」
「今日は暑いですねー」
「ほんとにねー、お客さんはどちらから?」
「東京からです」
「あら、こちらに何か用事?」
「いえ、焼きそばを食べるのが好きなもので(笑)」

サービスの梅干

テーブルには調味料のほかに梅干も置かれている。うーむ。焼きそばとカレーしかないのに梅干……。あ、ライスも付くやきそばセット(500円)用なのか。なるほど。

焼きそばはご主人が鉄板で調理していた。5分足らずでカレーの掛かった焼きそばが運ばれてきた。キュウリの浅漬けと大根の梅しそ漬けも添えてあるのが嬉しい。青海苔や紅生姜は見当たらないが、隣の客が食べていたノーマルの焼きそばをチラ見したら、そちらはちゃんと紅生姜も青海苔も乗っていた。たしかにどちらもカレーには合わなそうだ。

焼きそば(中・300円)、カレー掛け(+100円)

麺は柔らかな細麺で、焼きそば自体の具はキャベツのみ。味付けはソース味で、ほんのりと酸味・甘味が香るマイルドな味わいだ。その焼きそばに家庭的な野菜ゴロゴロカレーがたっぷりと掛けられている。合計で400円と言うお値段以上のボリューム感だ。

お値段以上のボリューム感

焼きそばとカレーの間には甘く味付けされた豚挽き肉が隠れていた。この挽き肉はカレーを掛けていない焼きそばにもトッピングされているらしい。くぼた食堂のモツ煮トッピングと同様、この店の焼きそばの一番の特長と言えるだろう。

焼きそばとカレーの間に豚挽き肉

さらに麺の柔らかさも特徴的だ。この辺りはゴワゴワした蒸し麺が一般的という先入観があったのだが、ここまで柔らかいのは意外だった。鉄板でよーく熱しているため、キャベツの水分で柔らかくなったのかも知れない。

混然一体となったのを頬張る

焼きそばとミンチ、カレーを混ぜて、混然一体となったのを頬張るのも楽しい。味付け豚挽き肉をトッピングしたソース焼きそばというと、栃木県鹿沼市の挽肉乗せ焼きそばが思い出される。距離的にかなり離れているので関係ないとは思うが、関東平野の別地点で似通ったスタイルが同時発生している点が興味深いなー。

ペロリと平らげてお会計。茨城県西部の焼きそばは、中山屋といい、くぼた食堂といい、どれも実に個性的だ。子供のお小遣いでも買える程度の価格なのも嬉しい。興味を持たれた方はちょっと足を延ばしてみてね。

あおき やきそば

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くぼた食堂 (茨城県結城市)

前回紹介した筑西市の中山屋から10㎞ほど西、隣の結城市にくぼた食堂という店がある。こちらも創業50年以上という老舗で、焼きそばとモツ煮が名物。その焼きそばがまた独特な品なのだ。

結城市 くぼた食堂

くぼた食堂はJR水戸線の結城駅北口から200m足らずの距離にある。訪れたのは5月下旬、土曜の昼過ぎ。店舗はいかにも昔ながらの食堂という雰囲気。紺で染められた無地の暖簾も、街灯に吊るされている焼きそばの看板も、どちらも渋い。

結城市 くぼた食堂 店内の様子

店内は奥の方が狭くなっているちょっと変わった形状だが、雰囲気は期待通りだ。客席は壁を向いたカウンター3席と4人掛けのテーブル2卓。先客が2人ほどいたが、後から持ち帰り客がひっきりなしにやってきた。

結城市 くぼた食堂 メニュー

メニューは焼きそばとモツ煮、それらの定食のみ。先客が定食を食べていたがご飯の量がかなり多い。食べ歩きには明らかに不向きなので、やはり焼きそばの並(540円)にしておこう。50円増しで大盛りにできるが、それもたぶん予想以上の量だろうから止めといた。

厨房で焼きそばをひたすら炒め続けている店主に注文を告げ、お冷を汲んでテーブルで待つ。先客の分が着々と作られ、10分ほどで自分の焼きそばも配膳された。

焼きそば(並) 540円

麺は細い蒸し麺。焼き目がちゃんとついている。いかにも蒸し麺と言うゴワッとした食感で、一本一本が短い。キャベツも一緒に炒めてあり、さらにモツ煮がトッピングされている。青海苔や紅生姜はなし。

いかにも蒸し麺と言うゴワッとした食感

味付けは酸味がムワッと立ち上るソース味だ。オタフクのウスターのダンボール箱を見かけたが、それに他のソースをブレンドしているのかな。油が濃いめで、ご飯のおかずに向いていそうな味わいだった。

トッピングのモツ煮が旨い!

もっとも特徴的なのは、やはりトッピングのモツ煮だ。甘じょっぱい味付けで、シロ(豚の小腸)が柔らかく煮込まれている。このレベルの高さなら単品や定食で人気があるのも納得だ。私も近所に住んでいたら、単品を持ち帰ってビールのつまみにするに違いない。

唐辛子を掛けても美味しいのです

ソース味にモツ煮という組み合わせはミスマッチな気がするが、食べてみると味わいのコクが増して、思った以上に合う。唐辛子を掛けても美味しい。中山屋と距離はそんなに離れていないが、全く違う味・スタイルだという点にも驚いた。

この辺りも米と麦の二毛作

移動中に青々と麦穂が茂った二毛作の畑を見かけたが、北関東のコナモン文化の奥深さをまた垣間見た思いだ。少し西に行けば栃木県小山市で、以前訪れた安田製麺所もあるし、水戸線の沿線一帯にはマイナーな焼きそば専門店も数多く残されている。またいつか改めてじっくり探索してみたいなあ。

くぼた食堂

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【Retty】三田線「焼きそば四天王」食べつくしツアー

Rettyさんに寄稿しました! なんとあの大食いアイドル・もえあずちゃんを名だたる焼きそば専門店に私がアテンド! どの焼きそばも美味しそうに平らげてくれました。

大食いアイドル・もえあずが参戦!三田線「焼きそば四天王」食べつくしツアー

大食いアイドル・もえあずが参戦!三田線「焼きそば四天王」食べつくしツアー

実はもえあずちゃんは食べあるきオールスターズ「食べあるキング」の仲間なのですが、彼女の的確な食レポを見て「見習わねば~」と密かに思ったり…… みなさま、ぜひお読みくださーい。

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中山屋 (茨城県筑西市)

茨城県の県西&県南エリアの焼きそばを食べ歩いてみました。この地域は北関東コナモン文化圏に属していて、焼きそば専門店も数多くあり、とても全部は回り切れません。今週・来週で6軒をご紹介しますが、これでもほんのごく一部と思ってください。


焼きそばだけを取り上げた本は少ない。特に全国の焼きそば店をまとめているのは、dancyuの『ソース焼きそばの本』と旭屋出版の『全国縦断 – 名物焼そばの本』、2冊のムックくらいだ。その後者、旭屋出版のムックに茨城県筑西市にある中山屋という焼きそば店が紹介されている。昭和40年創業という老舗で、ブログ開設当初からずっと訪問したかったのだが、今年の5月下旬にようやく訪れることができた。

筑西市下館 中山屋 焼きそば店

中山屋焼きそば店は下館駅から1㎞ほど北東へ歩いた場所にある。以前は少し離れた用水路の脇にあったが、2010年頃に現在の店舗へ移転したそうだ。余談になるが、移転前は用水路に絡めて「どぶそば」なんていう綽名が付いていたという。成田にある鉄板焼きそば鈴木の「げりそば」と双璧の酷いニックネームだと思う。

現在の新店舗は外も内も小奇麗な造りだ。客席は長いテーブル2卓と丸テーブルが1卓。土曜の昼下がりで先客はいなかったが、年配の女将さんによると、ついさっきまで電話なりっぱなしで、40分待ちだったとのこと。やはり地元の人気店なんだなー。

中山屋 メニュー

メニューは焼きそばのみで玉子や肉などのオプションは一切なし。100円刻みでサイズを指定できる。昔、いろいろ緩い時代は50円単位である程度目分量だったらしい。しかし地元の学生たちが50円刻みで注文して量の違いを確認しようとして以来、麺100g=100円で量もちゃんと測るようにしたそうだ。それはさておき注文だ。

「焼きそば、300円で」
「男性はだいたい500円を食べますよ」
「んー、じゃ間を取って400円で」

食べ歩きなので少な目にしたかったが、目論みが崩れてちょっと多くなってしまった。暑い日だったので、冷たいお茶のペットボトル(150円)も購入した。調理中に女将さんの息子さんらしい若店主も奥から現れたので、ご挨拶。

焼きそば 400円

しばらくして運ばれてきたのはパッと見はごく地味なソース焼きそばだ。麺は細麺で具はキャベツのみ。とてもシンプルなのだが、この店の1番の特徴は麺にある。食べてみるとゴワゴワ、噛み応えがある独特な蒸し麺に驚かされることだろう。

独特な蒸し麺のシンプルな焼きそば

味付けは酸味がちのソースで、超ドライな仕上げ。ボリュームもなかなかあって、水分が無いと辛い。さっきドリンクを購入しておいて助かった。地元の方々はこれをモリモリ食べて育ったんだろうなあ。

麺は3段階の手間暇を掛けて仕込まれてます

食後、若店主にお願いしたら調理前の麺を見せてくださった。左端の棒麺は隣の桜川市にある、創業百年を超えるという柿沼製粉のもの。この乾麺を茹でて扇風機で冷まし、蒸し上げてまた扇風機で冷ます。この扇風機を使った急速冷却が肝らしい。こうした三段階を経て、茶色く細く腰のある蒸し麺に変わるのだ。乾麺を使った焼きそばというと、千葉県の木更津君津、静岡の中西屋食堂などが思い出される。一般的な蒸し麺と異なる食味なのが面白い。

扇風機を使った急速冷却が肝だとか

手間暇かけた二度蒸し麺はこの店独自の味として定着している。以前紹介した名古屋の焼きそば専門店・紀ノ川の女将さんもこちらの麺にヒントを得て現在の仕込み方に辿り着いたと仰っていた。名店というのは知らず知らず他の店に影響を与えているものなのだなあ。

早川食品・ニッポンソース

ついでに使っているソースのボトルも見せてくださった。佐野市にある早川食品というメーカーのニッポンソースというブランドだ。爽やかな酸味で、量を食べても食べ飽きないであろう味わいだった。佐野より西だとスーパーで小売りもされているそうだ。なお、同社には栃木市の大豆生田商店で見かけたミツハソースというブランドもある。食べ比べてみると面白いかも知れない。

関東平野に聳える筑波山

若店主と女将さんにいろいろと教えてくださったお礼のご挨拶をして店をでる。シンプル・イズ・ベスト。期待通り、老舗の風格を感じさせる美味しい焼きそばだった。筑波山に見守られてきた歴史ある店、変わらぬ味。下館の名物として、これからも末永く食べ続けられることだろう。

中山焼そば店

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ジャサナ (東京都中野区)

西武新宿線の新井薬師駅とJR中野駅の中間あたり、薬師あいロード商店街の一角にジャサナ(JASANA)というインド・ネパール料理店がある。自宅から割と近いこともあり、軽い気持ちでネットでメニューをチェックしたら何やら随分と変わった品を見つけた。

薬師あいロード インド料理 ジャサナ

訪問したのは4月上旬、平日の夜19時半過ぎ。店舗は半地下になっていて、フロアは結構広い。客席は丸テーブルが一つ、4人掛けテーブルが3卓。カウンターもある。先客はいなかったが、食事中にあとからカップルがやってきた。

インド料理 ジャサナ 店内の様子

テーブルに着席してお冷を受け取る。インドの国旗を掲げているが、ホール担当の男性はネパール出身とのこと。インド・ネパール料理店、いわゆる「インネパ」の店にありがちなパターンだ。

インド料理 ジャサナ メニューの一部(1)

さて、メニュー。基本的にはインネパの定番が並んでいる。ナンにカレー、タンドリーチキンにスナック類。チョコレートナンやフルーツナンなど、甘いナンもあるのを知り、「ナンということでしょう」と心でつぶやく。サイドメニューも妙に充実していて、例えば麺類もチョウミン(チャウミン)だけでなくスープ麺のチャウチャウもあった。

インド料理 ジャサナ メニューの一部(2)

そして私が注目したのが、チャウチャウの右隣にある「フライドうどん(200円)」だ。メニューの説明では「ニンニクで軽く炒めたうどん/カレーと一緒にどうぞ」とある。ネパールの焼きそば・チョウミンや前回紹介したチベットのチャウチャウではなく、炒めた「うどん(Udon)」をネパールでも食べるのだろうか。

インド料理 ジャサナ メニューの一部(3)

そのフライドうどんとカレーをセットにした「うどんセット(1000円)」があったのでそれを注文。カレーはチキンカレーの辛口を指定した。ラッシーとサラダが運ばれてきたついでに、ちょっと疑問点を訊いてみた。

「すみません、質問いいですか?」
「はい、どうぞ」
「ネパールでも『うどん』て呼ぶんですか?」
「ええっと、ちょっとお待ちください」

うどんセットのドリンクとサラダ

シェフと何やら会話している。しばらくして戻り、「パスタチャオミンと言います」との答えを得た。うーん、普通だ。それが「フライドうどん」という名前に至った経緯を詳しく知りたいが、会話力と知識が足りないので諦めた。

うどんセット 1000円

やがて注文したチキンカレーとフライドうどんが運ばれてきた。焼きそばや焼きうどんがカレーと別盛で出てくるパターンは、日本の飲食店を含めてもこれまで無かったように思う。

フライドうどんは茹でたうどん玉を使用。微塵切りのニンニク、クミンシードを絡めてカリッと焼き、万能ねぎを少々散らしただけの具無し焼きうどんだ。ほんのりスパイシーでモチモチ食感。そのまま食べてもなかなか美味しい。

フライドうどん 単品だと200円

付け合せのチキンカレーはゴロッと鶏肉の塊が入っていて、食べ応えがある。ほどよい辛さで無難な美味しさ。うどんに絡めると、さらに良し。今まで何度かカレー焼きうどんを食べてきたが、さすがにカレー自体のレベルが違って、よりリッチな味わいだ。トロミ加減もちょうどよく、うどんに良い塩梅で絡んでくれる。

うどんとカレーが良い塩梅で絡んでくれます

バクバクと食べ進めたら、焼きうどん一皿ではちと物足りないことに気付いた。このままだとカレーも余りそうだし、うどんのお代わりか半ライスでも追加で頼もうか。そう思った矢先、「うどんのお代わり、お持ちしますか?」との申し出があった。

「え? いいんですか?」
「はい、セットだと一杯までお代わり無料です」

ありがたやありがたや。お代わりのフライドうどんはカレーの器に直接投入してみた。こうして見るとベジキッチンで食べたカレーチャウミンに通じるものがある。普通に頼んでも一玉200円という安さだし、ご飯やナンと同じように、カレーと併せて食べる主食という位置づけなんだろうな。

カレーの器に直接投入するもよし

ちなみに某口コミサイトによると、今回注文した「うどんセット」は元々「ミッキーカーチスセット」と呼ばれていたらしい。しかし、今のメニューにその名前は残念ながら見当たらなかった。ミッキーカーチスがタイへ移住してしまったからだろうか。ちょっとさびしい。

お代わりの分も平らげて、お会計はちょうど1000円。ありがちなインド・ネパール料理店に見えて、意外な隠し玉を持つ面白い店だった。最初の方で述べたようにチョコレートナンやフルーツナンもあるし、普通のナンとカレーのセットに飽き気味の人も楽しめそうだ。一風変わったインド・ネパール料理に興味のある方は寄ってみてね。

ジャサナ

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クンビラ (東京都渋谷区)

今回紹介するのは1978年創業の老舗ネパール料理店、クンビラ。公式サイトによると1号店は長野県上田で、2号店は広尾でオープンし、1995年に現在の渋谷区恵比寿に移転したそうだ。ネパール料理だけでなく、チベット料理も提供している。そのチベット料理の中に興味深い品があるのだ。

恵比寿 ネパール料理店 クンビラ

GWの某日、ランチタイムに訪問。特徴的な外観の一軒家らしいのだが、この日はたまたま改装中で建物自体が足場で隠されてしまっていた。うーん、残念。

クンビラ 店内の様子

店内は6フロアに分かれているらしい。案内されたのは短い階段を登った中2階。テーブルが5卓並んでいて、先客なし。壁には宗教画が飾られていた。チベット仏教とヒンドゥは共通する神様が多いが、こちらはヒンドゥではなく仏教画や仏像ぽかった。ちなみに屋号の「クンビラ(Khumbila)」はオーナーの故郷の山の名前だそうだが、日本の金毘羅山の語源にもなっている。

さて、メニュー。こちらでは平日のランチメニューで「ネパール手打ちうどん」という品があるようだ。英語表記だと「Homemade Tibetan noodles with chicken soup」なので、恐らくチベットのスープ麺「トゥクパ(Thukpa)」を提供しているのだろう。さらにその手打ち麺を炒めた「チャウチャウ(Chau chau/1080円)」というメニューもある。私の目的はその「チャウチャウ」だ。

クンビラ メニューの一部

メニューでは「クンビラ手打ち麺のチベット焼きそば」「Homemade fried Tibetan noodle」と紹介されていて、チベット料理に分類されている。前回、大塚ダルバートの記事で紹介したように、ネパールで「チャウチャウ」というとインスタントのスープ麺を一般的には指すらしいが、チベットでは「チャウチャウ」=炒めた麺を意味するのだろうか。ネパールのチョウミンとの違いもメニューでは良く分からん。ややこしいがとにかく食べてみよう。

チャウチャウ(Chau chau) 1080円

麺は平打ちで、ツルツルでもシコシコでもなく、モソモソした食感。ウイグルの手述べ麺(ラグメン)に通じる味かと予想していたが、あのコシからは程遠い。ブータンの「プタ」とも似ていない。具は鶏肉、キャベツ、人参。トッピングに青ネギ。味付けはほんのりスパイシー。全体的に割りと脂っこく、ニンニクと大豆ベースのソヤソースも使っていそうだ。メニューに唐辛子マークが付いていたが、肩透かしを食らった気分になるほど、辛味はごく僅かだった。一般的なネパール料理店のチョウミンとは麺も違うし、味付けもマイルドだ。しかし、その主張しすぎない麺が味付けと妙にマッチして面白い。

独特な食感の手打ち麺

念のため帰宅してから調べたところ、チベットには実際に「チャウチャウ」という焼きそばが存在するようだ。こちらの書籍の記述によると、チャウチャウ(Chow-chow)は特別な行事のときにのみ作られる料理で、主に国外の近代的なチベット料理店――ここ、クンビラのような店――で供されているらしい。この本のレシピはあんかけタイプなので、チャウチャウにもいろんなスタイルがあるのだろう。ヒマラヤ山脈の南と北では焼きそばの呼び方も変わり、同じ料理名でも別の料理になるんだなあ、なんて実感した。

モモコ 4個入 560円

チャウチャウだけだとボリューム的に少し物足りないのでネパールの餃子・モモを食べることにした。こちらではモモコ(800円)という名前で、さっきのチャウチャウと同じくチベット料理に分類されている。標準より少な目の4個入り(560円)を注文。一粒がとても小さく、小籠包風に包まれている。

小粒なのでペロリといけます

餡は豚肉がメイン。中央のソース=モモコアチャールは酸味が強く、辛さも時間差で効いてくる。このモモコアチャール、さっきのチャウチャウにつけて食べても美味しそうだな。小粒なので4つをペロリと平らげた。

ホットチャイ 490円

食後はホットチャイ(490円)で一息。お会計は2181円。休日のランチとしてはちょっと高くついてしまったが、個人的な好奇心を満たすことができた。ネパールでモモやチョウミンは一般的に食べられているが、やはりチベットを経由した中華料理という位置づけなのかな。うーん、面白いなー。

クンビラ

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ネパリダイニング ダルバート (東京都豊島区)

今週はネパール料理店で食べたちょっと変わった焼きそば系メニューを3軒ご紹介します。


大塚駅北口にあるネパリダイニング・ダルバート。もともとはダルバート居酒屋ひまりという店だったが、ネパール語の研究家として知られる野津治仁先生が引き継ぐ形で、今年の2月末にリニューアルオープンしたそうな。カレー細胞のMatsuさんとか、カレーですよ。のはぴぃさんとか、身近なカレーマニアの方々が話題にしていたので、私もいつか行ってみたいなーと思っていた。

大塚 ネパリダイニング ダルバート

そんな最中、カレー好きの飲み友達から同店へのお誘いが。ほいほい乗っかって3月末に訪問。都電荒川線の線路を横切り、階段を登って2階の扉を開く。平日の19時半くらいで、7~8人のグループが食事会をしていたが、ボックス席が空いていたのでそこへ着席。ドリンクはワインをボトルでいただいた。

ネパリダイニング ダルバート メニュー1

さーて、メニュー。屋号の通り、ネパールでポピュラーな定食=ダルバートが看板メニューになっている。また、ネパールで日常的に食べられているスナック類も多い。その代わり、ネパール人がやっているインド料理店によくあるナンとカレーのセットやタンドリーチキンなどはこの店には一切無い。そもそもタンドールを置いてないのだろう。ネパールの日常の食事を忠実に再現している辺りがこちらの店のこだわりなのだ。

アチャール3種盛り 450円

我々も当然ダルバートを食べてみたかったのだが、今回は酒も飲むので敢えてサイドメニューを中心に注文することにした。まずはアチャール3種盛り(450円)。「アチャール(अचार/achar)」はネパールの漬物というか和え物と言うか、シンプルな野菜料理だ。ムラコ(大根)、アルコ(ジャガイモ)、ゴルベラコ(トマト)の三姉妹が、ちんまりとした器に揃い踏み。パパド(豆粉の煎餅)と併せて、ちょうど良い前菜になった。

パングラ 700円

こちらはパングラ(Gizzard/700円)。ネパール式の砂肝炒めで、味付けはかなりスパイシーだ。砂肝特有の噛み応えと味わいで、なかなか乙な味である。これ系のメニューだとマトンの干し肉を使ったスクティが好きなのだが、砂肝もいけるなー。酒が進む。

パニプリ 600円

続いてパニプリ(Panipuri/600円)。ネパールのストリートスナックだそうで、シュークリームの皮みたいなのに冷製スープを注いで食べる。丸ごと頬張ると、爽やかな酸味と辛味の汁が皮に滲みこみ、そのうちピュッと飛び出す。初めて食べたけど、面白い料理だなー。全く腹に溜まる気配はなく、純粋に食感と味を楽しむためのスナックだ。

ワイワイサデコ 500円

ワイワイサデコ(Waiwai sadheko/500円)が、かなりインパクトの強い品だった。「ワイワイ(Waiwai)」はネパールで人気のインスタントラーメンのブランドで、「サデコ(Sadheko)」はスパイスで和えることを意味する。硬いままのインスタント麺をバキバキに砕き、野菜と一緒にスパイスで和えたのが、このワイワイサデコなのだ。一緒に和えてある野菜というのが、生玉ネギと生ニンニクなもんだから、想像以上に強烈な味わいだった。麺をポリポリ食べつつ、「揚げ麺だから一応焼きそばの範疇かもなあ」なんて強引なことを考えたりする私。

ネパリダイニング ダルバート メニュー2

ちなみにこのワイワイを使ったスープ麺もメニューにある。ネパールではインスタントのスープ麺を「チャウチャウ(Chow chow)」と呼ぶらしいが、野津先生によるとネパールの焼きそば=「チャウミン(Chow mein)」の「チャウ(Chow)」の方が「麺」の意味を持つようになり、「チャウ」「チャウ」と呼ばれるようになったのだとか。もちろん本来「チャウミン」は「炒麺」が語源なのだが、「携帯電話」が「携帯」と略されることを考えると、さもありなんとも思えてくる。なかなかに興味深い話だ。

ミックスチャウミン 800円

そして王道のミックスチャウミン(Mix chow mein)も締めにちゃんといただいた。麺は中細。輸入物ではなく日本の麺らしいが、コシなどがちょっと独特だ。恐らく現地に近い食味の麺を探したのだろう。具は野菜もろもろと鶏肉。鶏肉の調理の仕方も独特でチャーシュー的な味わいだ。さらに短冊状にカットした薄焼き玉子がトッピングされている。

かなり美味しいチャウミンです

味付けは想像通りのスパイシーさ。思った以上に食べ応えがある。別皿でケチャップも添えられていた。私の行きつけの店、ラザ・ダイニングの記事で紹介したように、ネパールではケチャップをチャウミンにつけることも多いらしい。この日は使わず仕舞いだったが、一度お試しあれ。

ボトルワインを2本空け、いろいろとネパールの味を堪能してこの日はお会計。後日ランチタイムに訪問して、ダルバートも改めてしっかりといただいた。スペシャルダルバート(1400円)は、ダル(豆スープ)とバート(ご飯)に、マトン・チキン・野菜のおかず(タルカリ)、アチャール2種が付いた定食だ。ダルとバートは一杯ずつお代わり可能でデザートも付いてくる。食べ方も詳しく紹介されているのが嬉しい。辛さ控えめで家庭的な落ち着く味わいだった。

スペシャルダルバート 1400円

以前紹介した巣鴨のプルジャダイニングも大塚に2号店を出したし、マニア受けするネパール料理店がこの周辺に着々と増えているようだ。新大久保に続いて大久保のネパール料理もなかなか熱い状況になっている。カレーマニアでなくとも足を運ぶだけの価値があるだろう。ランチメニューにチョウミンもあったので、興味ある方はぜひどうぞ。

ネパリダイニング ダルバート

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【雑誌掲載】週間ポスト(6/5発売)

雑誌掲載のお知らせです! 明日、6/5(月)に発売される『週刊ポスト』で焼きそばが特集されます。その記事にコメントを寄せさせていただきました!

記事の詳細は私もまだ見ていないのですが、東京の焼きそば専門店がいくつか紹介されるようです。良かったらチェックしてみてくださーい。

【6/5追記】巻頭カラー8ページ!! 予想を大きく上回る力の入った特集です! 本日発売の週刊ポスト、必読ですよ!

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鉄板焼きそば はがね家 (千葉県船橋市)

前回前々回と、生麺を使った焼きそばでお酒を楽しむというスタイルの店を紹介した。その2店はどちらも埼玉県だったが、他にも関東圏で似た業態の店があるに違いない。そう思って調べたところ、千葉県船橋市の鉄板焼きそば・はがね家という店を見つけた。某口コミサイトの一番古い投稿が2010年だから、少なくとも7年前には営業していたことになる。

船橋市 鉄板焼きそば はがね家

最寄り駅は新京成線の高根木戸駅。この駅で降りるのはもちろん、新京成線に乗るのも初めてだ。この辺りは高度成長期に東京のベッドタウンとして開発され、団地や住宅街が主体の地域らしい。都心からだと、地下鉄東西線から直通の東葉高速線に乗り入れ、北習志野で乗り換えというルートが便利だろう。

訪れたのは5月中旬、日曜の夜7時前。高根木戸駅から徒歩数分で到着。店頭にはオタフクソースの幟がはためいていた。店内は奥に伸びていて、右手が厨房。客席は鉄板前のカウンターが6席、左手にテーブル2卓、奥に個室が1つ。先客は2組。あとから1組来て、ほぼ満席になった。

鉄板焼きそば はがね家 メニュー

とりあえず生ビール(500円)を注文。銘柄はスーパードライでお通しはマカロニサラダ。メニューは屋号の通り焼きそばがメインだ。特注生麺を使ったのが数品と、二度蒸し麺を使った昔ながらのソース焼きそば。その他にも焼きラーメンや、和蕎麦を使った月見焼きそばもある。麺を4種類も使い分けているのが面白い。うーん、目移りするなあ。

眼の前の鉄板で調理してくれます

ちょっと迷いつつ、まずは昔ながらのソース焼きそば(680円)を注文。眼の前の鉄板で調理が始まる。豚肉を焼き、キャベツ・モヤシと合わせて下味をつけてから麺を乗せ、蓋で覆って蒸し焼きに。頃合いを見てほぐし炒め、ソースで味付け。色々とトッピングしてから、仕上げのソースをグルリと回し掛けして出来上がり。

昔ながらのソース焼きそば 680円

麺はせいろ2度蒸かし蒸し麺。カンスイの作用で麺自体の色が茶色く、ゴワゴワした独特なコシが特徴的な麺だ。栃木市の中沢製麺から取り寄せているらしい。北関東の焼きそばはこういう蒸し麺が昔から使われてきたが、生麺と使い分けているのが面白い。具は豚肉、キャベツ、モヤシ。さらに揚げ玉、魚粉、青のりがトッピングされている。

茶色い2度蒸し麺が美味しいんです

味付けはほんのり甘めのソース味。オタフクの幟が出ていたので、それをベースにブレンドしているのだろう。味付けに使ったソースは熱で酸味を飛ばしていたが、仕上げのソースはやや酸っぱ目。なるほど、濃厚とあっさりのダブルソースだ。カリカリ揚げ玉で具沢山。麺は昔ながらの関東風だが、具は味付けは西日本を感じさせる。美味しい上に、とても興味深い焼きそばだった。

ツナぽん酢やっこ 250円

ビールのあとはウーロンハイを二杯立て続けに飲んだ。他のお客さんの注文も溜まっていたので、日替わりメニューに載っていたツナぽん酢やっこ(250円)を繋ぎに注文。自分でも夏場に時々作る簡単メニューだが、リーズナブルな価格でちょうどよいインターバルになった。

鶏塩レモン焼きそば 750円

さて、もう一品。今度は生麺を使った焼きそばを食べてみたい。悩んだ末にお願いしたのは鶏塩レモン焼きそば(750円)だ。麺は中太の生麺。蒸し麺と同じく、栃木市の中沢製麺に特注している品とのこと。茹で上げたあとに水で締めてから焼き上げてある。一緒に炒めてある具は、鶏胸肉、キャベツ、モヤシ、干しエビ。その上に青ネギがトッピングされ、レモンが添えてある。

生麺ならではの食感をダイレクトに楽しめます

味付けは特製の塩ダレで、とても爽やかな味わいだ。鶏肉や干しエビの旨味がじんわりと麺に滲みていて、モチっとした生麺ならではの食感をダイレクトに楽しめる。少し食べ進めたところでレモンを絞って味変するのも美味い。「一人で焼きそばをニ杯食べていただいたのは、お客さんが初めてです」と店長さんに言われてしまった。いやあ、照れるなあ。素直にほめ言葉と受け取っておこう。

他のお客さんが注文していた担々焼きそばや海鮮塩焼きそば、和蕎麦の月見焼きそばなど、どれもこれも美味そうだ。それから後日お店のFBページで投稿されていたオム焼きそばも、めっちゃフォトジェニックだった。うーん、これは再訪せねばだなあ。

この日のお会計は3080円。ほろ酔い加減で新京成線に乗り、再び北習志野で乗り換えて東京へと戻った。今週紹介した3軒を回ってみて、焼きそばの新しいスタイルは東京だけじゃなく、関東エリアでも着実に芽生えていることを実感できたのが収穫だった。はがね家さんはランチ営業はやっていないが、深夜2時まで営業していているそうだ。都心からだとちょっと離れているけれど、来る価値は充分にあるので興味の沸いた方はぜひどうぞー。

はがね家

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焼きそばバル 飯島屋 (埼玉県行田市)

前回紹介した川越の焼きそば居酒屋どーもを訪れたその前日、同じ埼玉県は行田市にある焼きそばバル飯島屋という店へも足を延ばしてみた。2015年9月にオープンしたお店で、やはり自家製の生麺を売りにしているらしい。

行田と言えばフライやゼリーフライが名物だ。以前紹介した古沢商店もそうだが、フライや焼きそばを提供している駄菓子屋が今でも数多く残っている。そして焼きそばと言えば蒸し麺オンリー。そんな食文化の地で果たして生麺の焼きそばがどれだけ受け入れられているのか、興味津々である。

行田 焼きそばバル 飯島屋

訪れたのはGWの夕方5時過ぎ。ランチ営業もやっているが、バルなのでやはり夜が本番だろうからこの時間にした。店舗は秩父鉄道の行田市駅から300mほどの位置にある。JR高崎線の行田駅とは全く違う駅なので注意が必要だ。

入った眼の前に製麺機

店舗はアメリカのカフェを思わせるウッディな造り。扉をくぐった目の前に製麺機が置かれていた。客席はカウンター5席。テーブルが4卓。外にテラス席もある。これからの季節、テラス席で風に当たりながらのむビールも良さそうだ。

ちょっと大き目中ジョッキ 590円

髭がダンディな店主が一人で切り盛りしていて、先客は女性一人。鉄板に面したカウンターに着席して、とりあえずビールの中ジョッキ(590円)を注文。ジョッキが予想よりもでかいと思ったら700mlとのこと。メニューにも「ちょっと大き目中ジョッキ」と書かれていた。嬉しい誤算。ホクホク。

焼きそばバル 飯島屋 焼きそばメニュー

さて、メニュー。品ぞろえを見てピンと来る方もいるだろうが、こちらの店主も前回紹介した焼きそば居酒屋どーもと同じくあの焼きそば専門店・まるしょうの出身で、越谷花田店で店長をされてたとのこと。さらにその前は蓮田(春日部?)の長田本庄軒にもいたそうだ。どちらも自家製生麺を使う焼きそば専門店。いやあ、そんな方だとは知らずに来てびっくりした。

調理は全て鉄板で行うのがこちらのスタイル

まず注文したのは定番のソース焼きそば、並サイズ(490円)。全粒粉の麺を茹で上げて水で締めるというルーチンはまるしょうそのまま。炒める際は長田本庄軒方式で、鉄板に広げた麺にソースで味付けしたあと、コテでぐるぐる回転させていた。また、まるしょうは鉄板で麺に焼き目を付けたあとフライパンで調理するが、こちらでは仕上げまで鉄板だけで調理する。その辺の違いも味わいの差に関わってくるんだろうなあ。

ソース焼きそば(並) 490円

「お待たせしました」とステンレスの皿が目の前に置かれた。麺は中太の自家製生麺。茹で加減はやや固めだがモチっとした食感は期待通り。具は豚肉とキャベツ、揚げ玉とシンプルだ。青海苔をトッピングして、脇に紅生姜を添えてある。味付けは自家製ブレンドソースを使用。炒めるときの回転で酸味を飛ばしているため、やや甘めのマイルドな味わいだ。

自家製麺は期待通りの美味しさ

豚肉を除けば構成要素は行田の伝統的なソース焼きそばとほぼ同じ。しかし食味はまるで別物だ。まるしょうと長田本庄軒のハイブリッドという逸品が、この地で食べられるなんて、いやはや実に面白い。

ビールを空けてお代りに注文したのはジムビームハイ。そのうち地元の常連さんが団体でやってきた。こういう焼きそばが行田で受け入れられるかちょっと心配だったが、がっちりこちらの焼きそばのファンもいて頼もしい。

さて。こちらは焼きそば以外のおつまみも充実しているが、せっかくなのでもう一つ焼きそばを食べたいなと思いメニューを物色。この店でも季節限定メニューをやっていて、2品黒板に書かれていたが、常連さんが頼んでいた梅大葉焼きそばというのが気になった。

「私も梅大葉焼きそば、お願いできます?」
「実は大葉を切らしていて、今日は代わりにバジルを使います。それで良ければ」
「いいですいいです、それください」

梅大葉焼きそば 490円

麺は同じ自家製生麺。こちらの茹で加減はドンピシャ好みのモチモチ感。具は梅、鶏もも肉、キャベツ、揚げ玉を使っていた。味付けは梅を一つ潰したところに特製の塩ダレかな。バジルと粉チーズを掛け、トッピングに梅干が一粒丸ごと乗せてある。爽やかな酸味で、チーズの風味もほどよく利いてジェノベーゼ風、イタリアン寄りの一皿だ。これもまた美味しいなー。大葉を使った本来の味付けも食べてみたくなった。

爽やかな酸味と粉チーズが合います

翌日に訪れた川越の焼きそば居酒屋どーももそうだが、柏市豊四季に本店のある焼きそば専門店・まるしょうが、北関東の焼きそば文化に新たな影響を与えているのを目の当たりにできた2店舗だった。昨年2月に東京で出店したまるしょう本郷三丁目店ばかりが注目されがちだが、それ以前から当地では存在感の大きな焼きそば店だったのをひしひしと感じる。また、こういうスタイルの業態が派生しつつあるのも実に面白い。

忍城跡 水城公園

お会計は2440円。秩父鉄道から熊谷を経て東京の自宅へと戻った。飲んだ後に東京都心まで電車で帰るのが可能な距離なのは嬉しい。近くには映画『のぼうの城』の舞台になった忍城の史跡・水城公園もあるし、気軽な日帰り旅行として訪れるのもオススメですよ。

焼きそばバル飯島屋

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焼きそば居酒屋 どーも (埼玉県川越市)

今週は関東エリアで注目したい焼きそば専門店3軒をご紹介します! 関東の焼きそばは蒸し麺が主流ですが、密かに生麺の店も増加しつつあるんですねー。とくに柏市豊四季に本店のある、あの焼きそば専門店の影響が侮れないんですよ……


昨年、東京でたくさんの焼きそば専門店が生まれたが、実はその前から関東エリアにポツポツと新しいスタイルの焼きそば専門店が現れている。例えば川越の焼きそば居酒屋どーも。こちらは2015年の2月にオープンしたそうだ。

川越 焼きそば居酒屋 どーも

訪れたのはGWのとある夜。川越駅からクレアモールを200mほど北上し、クレアパークの角を曲がった路地沿いに目的の店はあった。19時過ぎに訪れたが、満席で入れなかったため、時間を潰して20時ごろに再訪した。店舗はウッディな造りで、客席はテーブル3卓ととカウンターが6席ほど。カウンターに腰掛けていた若くて可愛い女子二人に、隣へどーぞーと招かれる。わーい。

サッポロ生ビール黒ラベル<樽生> 490円

とりあえず生ビールを注文。このジョッキのロゴでピンとくる方もいるかも知れないが、実はこちらの店主の萩さんは、あの焼きそば専門店・まるしょうの豊四季本店で店長をされておられたそうだ。

川越 焼きそば居酒屋 どーも 焼きそばメニュー

もちろん、焼きそばはまるしょう仕込みでバリエーション豊富。レギュラーメニュー5種のほか、季節限定も2品あった。さらに実家が製麺所で、焼きそばもそこで打った生麺を使用しているとのこと。時間も遅いのでのっけから「キャベツたっぷり どーも特製ソース焼きそば(690円)」を目玉焼きのせで注文してみた。

キャベツたっぷり どーも特製ソース焼きそば 690円

生麺を茹で上げて水で締めて……と手順はまるしょうそのもの。以前、当ブログでも紹介したが、ここ川越は太麺焼きそばで有名な土地だ。古くからの太い蒸し麺を使った焼きそばが主流の町へ、まるしょうから派生した生麺焼きそばが挑んでいる。その筋書きだけでもワクワクしてしまうのは、私くらいなものだろうか?

川越太麺焼きそばに倣ったもっちり生麺

実家の製麺所で打ったという麺は、川越太麺焼きそばに倣った太めの生麺で、もっちりした食感。具は豚肉、キャベツ、モヤシ。目玉焼きと青のり、みじん切り紅生姜がトッピングされている。まろやかなソース味で、いかにも王道の焼きそばという味わい。目玉焼きを崩したのがまた美味い。安定感があって頼もしい。伝統的な川越太麺焼きそばに慣れている地元の方々も、これは病み付き必至だろうなあ。

キャベツとアスパラのアンチョビピリ辛塩焼きそば 850円

ソースの他にもう一品食べたくなり、春限定メニューから「キャベツとアスパラのアンチョビピリ辛塩焼きそば(850円)」を追加でお願いした。生麺と炒めてあるのは豚肉、アスパラ、キャベツ、黒オリーブ。鉄板で焦げた麺には、メニュー名の通りアンチョビの風味がついている。

アンチョビ・黒オリーブ・唐辛子がメチャウマ

さらに焼きそばと混ぜ炒めてある輪切りの唐辛子と、トッピングされた糸唐辛子の挟撃によるピリ辛仕立て。アスパラに黒オリーブも加わって癖になる味わいだ。個性的な具を太麺がどっしり構えてまとめているという印象。これはワインが欲しくなる系の焼きそばだなー。

菜の花と厚切りベーコンのジェノベーゼ風焼きそば 900円

もう一つの春限定メニュー「菜の花と厚切りベーコンのジェノベーゼ風焼きそば(900円)」は、嬉しいことに隣の女子からおすそ分けしていただいた。菜の花と厚切りベーコン、トマトにバジルの風味が、太麺に良い塩梅で馴染んでいる。盛り付けも色鮮やかでキレイだった。焼きそば全体の写真を取りそびれたのが惜しまれる。

ちなみに野菜は地元の朝市で毎日仕入れているとか。焼きそばに使われている野菜も、サラダやお新香の生野菜も新鮮で美味しかった。

あれこれ食べて飲んで、この日のお会計は3607円。隣に座った女性を始め、常連さんたちに愛されている店だというのがひしひしと伝わってきた。焼きそば屋というだけでなく、飲み屋としても魅力的な店である。店主の妹さんがこれまた可愛らしいので、近くにお住まいの方はちょっと確かめに行ってみてね。

焼きそば居酒屋どーも

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エル・ボスケ (神奈川県横浜市)

横浜市鶴見にはリトル沖縄、あるいは沖縄ストリートと呼ばれる一帯がある。歴史的な経緯もあってこのエリアは沖縄出身者の住民の割合が高く、商店街にも沖縄料理店が点在している。と同時に沖縄出身の南米移民の2世3世も多いらしい。

鶴見 ボリビア料理・沖縄料理 エルボスケ

今回紹介するエルボスケはその鶴見にある、沖縄料理と南米ボリビア料理を提供する店だ。オーナーは沖縄生まれでボリビア育ちの女性。屋号の「エル・ボスケ(El Bosque)」はスペイン語で「森」を意味するらしい。

エルボスケ 公式ページのキャプチャ

こちらの店のぐるなび公式ページを眺めたところ、「やきそば(山羊肉入り)」というメニューを見つけた。沖縄の焼きそばでも山羊肉入りとは珍しい。どんな品かを確かめに行ってみた。

エルボスケ 店内の様子

5月上旬の日曜に訪問。GWの最終日のかなり暑い日だった。エルボスケは潮風大通りと仲通りの交差点角にある。店内はかなり広く、フロアにはテーブルが並べられ、カウンター席や小上がりもあった。先客は1人だけだったが、あとから近所の家族連れもやってきた。

お通しはスクガラス豆腐と島らっきょう

カウンターに着席して、とりあえず生ビール(450円)を注文。お通しに出てきたのはスクガラス豆腐と島らっきょう。あとで逆算したら、値段はたぶん400円。いかにも沖縄というお通しで、夏のようなこの日にピッタリだ。

肴として注文したのは、ボリビア料理のアヒ・デ・パンサ(Aji de Panza/牛ハチノスの煮込み/950円)。黄色いスープの中にはハチノスだけでなくハツも入っていた。ピリ辛な味付けで酒に合う。五反田のアルコイリスで食べたペルー料理のカウカウ(Cau cau)にとても良く似ている。同じ南米のスペイン語圏の国なのに、料理名が変わるのが面白い。

アヒ・デ・パンサ(牛ハチノスの煮込み) 950円

添えられたアヒ・アマリージョ(Aji Amarillo)=イエロー・ペッパー・ペーストを足して、さらに辛くするも良し。飲み物もボリビアのカクテル、チューフライ(Chufly/600円)というやつを飲んでみた。癖が無くて美味しいカクテルだが、これならレモンハイでもいいかな……

エルボスケ 沖縄そば メニュー

さて、目当てのやきそばだが、メニューを探してもどこにも載っていない。そのうちに、沖縄そばのページにある「やぎそば(山羊肉入り)」という品に眼が留まった。スマホで確認すると価格も同じ。なるほど、「や『ぎ』そば」と「や『き』そば」。「ぎ」と「き」の入力ミスだったのか。うーん、ショック。

エルボスケ ボリビア料理メニューの一部

代わりに注目したのが、ソバ・サルタド・コン・マリスコ(Soba saltado con Marisco/1180円)というメニュー。「ソバ」は沖縄そばの麺、「サルタド(saltado)」はスペイン語で「炒める」、「コン・マリスコ」は「シーフード入り」を意味し、沖縄そばを使った海鮮入りの焼きそばらしい。本来は予約のみの品だが、ダメ元で訊いてみたら作ってくれることになった。ラッキー。ついでにシークァーサーサワー(500円)も注文。

ソバ・サルタド・コン・マリスコ 1180円

しばらくしてホタテ貝の貝殻を象った皿が運ばれてきた。麺は沖縄そば用の縮れた平打ち麺。具はイカ、アサリ、小エビ、エビ、ムール貝、ニンニクの芽、キャベツ、トマト。面白いことに香菜(パクチー)も入っていた。味付けはガーリックと醤油であっさり風味。魚介の旨味が活かされている。

沖縄とボリビアの融合です

以前、ペルー料理店のタヤリン・サルタード(Tallarin Saltado)を紹介したが、隣国ボリビアでもこういうスタイルで麺を炒めた焼きそば系の料理は日常的に食べられているようだ。それがさらに沖縄そばと結びついたなんて、ここ鶴見ならではの珍品だろう。山羊肉入りのやきそばは無かったが、思いのほかの掘り出し物に大満足できた。

会計は4400円ちょっと。近所のブラジル料理店も面白そうだったし、沖縄料理店も美味しそうな店をちらほら見かけたし。平日の夜にでもふらっと足を延ばして、また訪れてみたいなあ。

エル・ボスケ

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