TEPPAN てつ屋 (北海道小樽市)

小樽で3軒目に紹介するのは、今年、2017年4月7日にオープンしたばかりの焼きそば専門店、TEPPAN てつ屋さん。同日に開業した小樽サンモール通りの「おたる屋台村 ろまん横丁」という複合型商業施設に出店していて、ソース焼きそばと牛ステーキを売りにしている店だ。実は「どんど」や「かたの」を訪問した日の夕方に寄ってみたのだが、日曜が定休日に変わっていて入れず終いだった。

小樽 サンモール通り

改めて訪れたのは、STVのどさんこワイドに生出演した日の夜。放映を終えて電車(汽車)で小樽まで移動。まずは小樽サンモール商店街の同じ並びにある老舗のビアホール、ニュー三幸へ。スペアリブや枝豆をつまみにグビグビとサッポロ黒ラベルを2杯ほど飲み干した。暑い日だったので普段以上に美味い。

おたる屋台村 ろまん横丁

ニュー三幸は1時間足らずで切り上げて、TEPPAN てつ屋のあるろまん横丁へと梯子する。横丁風の建物に複数の飲食店が軒を連ね、他の店でも注文できるという最近流行のスタイルだ。TEPPAN てつ屋は中央左寄りにあった。

小樽市 TEPPAN てつ屋

客席は鉄板を囲むようにカウンターで9席ほど。焼きそばはソース味のみ。「小樽と言えばあんかけ」という風潮のなか、こういうスタイルで出すのは勇気も要ったろう。「無添加焼きそば」「片面焼き」という謳い文句は、白金高輪のBARチェローナを思い出させる。一方、「ノーマル」と「エビ・イカげそ入り」というメニュー構成はみかさ風でもある。

TEPPAN てつ屋 メニュー

カウンターに腰掛け、一人で切り盛りしている男性店主に「エビ・イカげそ入りの並(900円)と、レモンサワー(400円)をください」と告げる。先客は一人だけだったが、後から地元のご夫妻が来たり、別の店で飲んでいる人が注文に来たり、なかなか忙しそうだ。

片面焼き・無添加焼きそば エビ・イカげそ入り 並 950円

調理はカウンターに面した鉄板で行う。あらかじめ茹でてある麺を、もう一度湯通しして鉄板へ。片面を焼き上げ、その脇でキャベツとモヤシを炒める。麺に乗せ、ソースを掛けて混ぜ炒め。一旦、皿に盛り付け、豚バラスライスを一枚焼き、トッピングして出来上がり。注文から10分ほどで出来上がり。ステンレスの皿もみかさを思わせる。

麺はモチモチの太麺

麺はモチモチの太麺。北海道の焼きそばはラーメンに使われる中細の縮れた玉子麺を流用することが多いので、こういうタイプの麺はとても珍しい。一緒に炒められている具はエビとイカ、ザク切りのキャベツとモヤシ。さらに豚バラスライス、だし巻き風の玉子焼き、刻みネギをトッピングしてある。

出汁まき風の玉子焼きが良いですねー

味付けは甘めの中濃ソースがベースだ。オリジナルブレンドのソースで、炒め用と仕上げ用の2種を使い分けているそうだ。スパイスの香りが立っているが辛くはなくフルーティー。あっさりとこってりの中間あたりの味わいだ。卓上にはガリ、からしマヨネーズ、エビ天かす、辛味ソースが置かれている。この組み合わせもみかさっぽいが、イカ天かすじゃなくてエビ天かすだったり、紅生姜じゃなくてガリだったり、微妙に異なるのが面白い。特にだし巻き風の玉子やガリは、鮨の街・小樽らしくてとても良い。

卓上には無料トッピングがいろいろと

片面焼きとのことでBARチェローナのパリパリ感を予想していたが、むしろ太麺のモチモチ感を活かした仕上がり。前述したように太麺が珍しいこの土地だと、モチモチ感の方がインパクトがあるのだろう。北海道の新しい焼きそば文化の萌芽を感じさせる、美味しい一皿だった。

焼きそばをたぐりながら、店主も交えて隣で飲んでた常連のご夫妻と会話。「観光で?」と訊かれ、その日の昼間に放映されたどさんこワイドに出た話をしたら、「あー、見た! ほんとだ、この人だ!」と喜んでくださった。その方の話によると、北海道は中濃ソースの文化で、焼きそばにしろトンカツにしろコロッケにしろ、ウスターソースを使うことはまずないそうだ。なるほどー、地元の方との話は勉強になるなー。

レモンサワーをもう一杯お代わりして、お会計は1700円。「小樽はあんかけ焼きそばの街」のようなイメージが先行すると、その印象から外れるお店は地域広報誌や大手メディアでは紹介されづらい傾向にある。北見の「そばの三福」なんかは良い例だ。なのでせめて当ブログでは、それらから漏れそうな店を積極的に取り上げたいと思っている。小樽のあんかけが素晴らしいのはもちろんだが、「どんど」やこのお店のようにソースにも頑張って欲しいなー。

テッパンてつ屋

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かたの (北海道小樽市)

小樽に来たからはあんかけ焼きそばも食べておきたい。今回選んだのは「かたの」さん。2013年度小樽商科大学第13期江頭ゼミが、小樽であんかけ焼きそばを提供している当時の63店舗をまとめた『小樽あんかけ焼そば事典』という小冊子があるのだが、その冊子でも紹介されている店だ。隠れた名店ということで、前々から来てみたかった。

小樽運河は人気の観光スポット

前回紹介した「どんど」の入っている長崎屋を出て、中央通りを海の方へと降ると小樽運河に出る。観光スポットとして知られているエリアで人通りも多い。「かたの」そこから3㎞ほどの距離だ。運動と腹ごなしを兼ねて運河沿いに歩いてみた。

小樽市 高島漁港

45分ほど歩き、正午近く「かたの」に到着。高島漁港に面したプレハブ建ての小さな店舗だ。堤防には釣りをする家族連れの姿もある。暖簾を潜って入店。客席はカウンター7席に小上がり2卓。先客が2人いたが、ちょうど入れ違いで出ていくところだった。

小樽市 ラーメン・焼きそばの店 かたの

お店はご夫妻2人で切り盛りされていて、ご主人が調理、奥さんがホールや出前を担当している。こう見えて、ご主人はかつて小樽駅前にあった「小樽国際ホテル」で中華料理の修業を積まれた方で、味には定評がある。

かたの メニュー

カウンターの端っこの席に腰かけてメニューを確認。「ラーメン・焼きそばの店」を謳っているが、帯広で食べられている中華チラシもあった。焼きそばは左上、メニューの筆頭に書かれていて、五目焼きそばとエビ焼きそばがある。初訪問なので無難に五目焼きそば(750円)を注文した。

かたの 店内の様子

店内には芸能人の色紙がたくさん飾られていた。ご主人に訊くと、このあたりは映画やドラマの撮影が多いとのこと。先日は北海道が誇るスター、大泉洋が映画『探偵はBARにいる』最新作の撮影で訪れたそうだ。また、建物の構造のせいで壁に近い方が床が高く、中央は低くなっている。そのせいでカウンターも微妙に傾いているのが面白い。

五目焼そば 750円

焼きそばは出前の分を作ったあとに取り掛かり、数分で配膳された。麺は中細の玉子麺。中華鍋で表面をカリッと焼き上げてある。具はエビ・イカ・ホタテ・豚肉・ハム・白菜・モヤシ・キクラゲ・タケノコ・人参・サヤエンドウ。海の幸、山の幸が盛りだくさんだ。端っこに紅生姜も乗せてある。

カリッと焼かれた中細の玉子麺

餡は甘めの醤油餡。ほどよい粘度で麺にいい具合で絡む。具沢山で、ホタテもまるまる使われているのが港町らしくて、とても嬉しい。甘さに飽きたら、途中で酢とカラシで味変するのも良い。熱々の餡が絡んだ麺をハフハフ言いつつ頬張り、汗だくだくで食べ終えた。

ホタテもまるまる使われている

お腹も膨れてお会計。出前から戻ってきた奥さんが、電話でまた別の出前注文を受けていた。市街地中心部からだとちょっと辺鄙なエリアだが、地域密着のちょっと傾いた町中華を堪能できて大満足。小樽のあんかけ焼きそばは地元の人にしっかり愛されているんだなー。

かたの

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どんど (北海道小樽市)

北海道レポ、2週目は小樽で食べた焼きそばを3軒ご紹介しまーす。


北海道の初日は先週紹介した通り道東の帯広で焼きラーメンを食べ歩いた。続いて2日目は道央の港町・小樽へと足を延ばした。

8月6日、日曜日の早朝に、始発の特急スーパーとかちに乗って、帯広から札幌まで移動。6:45に帯広発で9:33に札幌着。正味3時間近くということは、羽田行の飛行機より掛かる。帯広からだと札幌より東京の方がある意味近いのだ。さらに札幌で乗り換え、10時半過ぎに小樽駅に到着した。北海道はでっかいどー。

小樽駅前の様子

まず訪れたのは駅前の長崎屋の地下にある「どんど」さん。以前、小樽にある桂苑さんの記事でも紹介したが、小樽では昔からあんかけ焼きそばが普及していて、現在はそれで町おこしを行っている。しかし一定の年代以降にとっては、ここ「どんど」の焼きそばこそがソウルフードなのだとか。実際、今回の旅で出会った小樽出身者はみな、小樽の焼きそばといえば「どんど」と仰っていた。

長崎屋小樽店 地下 どんど

客席は厨房に面したL字カウンターのみ。店頭には食品サンプルが飾られている。焼きそばは並が300円で大盛が320円。ジャンボ350円・スーパージャンボ450円と、盛りが多くなっても値段が大して変わらない。

どんど やきそばの食品サンプル

さらに玉子とチャーシューをそれぞれ50円増しでトッピングできる。持ち帰りも含め、バリエーションが多く、ライスとのセットもある。学生や家族連れに優しい価格設定だ。

鉄板前に腰掛けて焼きそばの並玉子チャーシュー(400円)を注文。あんかけ焼きそばも提供されていて、ソース焼きそばに餡を掛けるスタイルらしいが、今回は普通のソース焼きそばの方にしておいた。

「焼いているとこ、写真撮って良いですか?」
「どーぞー」

大きな鉄板で豪快に麺を炒めます

西山製麺の箱から出した大量の麺を鉄板に乗せ、豪快に混ぜ炒める。ソースで味付けし、鉄板の端で玉子も焼き、慣れた手つきで盛り付けて出来上がり。会計はキャッシュ・オン・デリバリー方式。品物と引き換えに代金を支払う。

焼きそばにスープも付けてくれます

焼きそばはステンレス製のレトロな楕円皿で供された。温かいスープも添えてある。北海道の焼きそばは一緒にスープも出される場合が多いなあ。やはり寒いからだろうか。

並玉子チャーシュー 400円

麺は細めの蒸し麺。焼きそば自体はほぼ具無しだが、鶏肉が1片だけ入っていた。焼きそばには目玉焼きがトッピングされているが、その下にはキャベツの千切りの蒸したのが乗っている。さらに薄くスライスした大きなチャーシューが2切れも。紅生姜は卓上から自分でトッピングしてみた。これで400円はお得だなー。

マイルドなソース味

味付けはもちろんソースなのだが、旨味が主体でマイルドなタイプだ。恐らく出汁とブレンドしているのだろう、フルーティーな香りはするが、酸味も辛味もほぼ感じない。柔らかい麺にそのソースがじんわりと沁みている。後から聞いた話だと、卓上のソースを追い掛けする地元民も多いらしい。

絶妙な半熟具合の目玉焼き

目玉焼きは絶妙な半熟具合。甘く煮込まれたチャーシューも実に美味い。全体的に優しい味わいのソース焼きそばだ。駅前の商業施設ということで、ファミリー層向けに子供でも食べられる味を目指したのだろう。インパクトには掛けるだろうが、飽きずに日常的に食べ続けられる、こういう焼きそばは大好きだ。

スープも余さず平らげて、ごちそうさまと席を立った。食べ歩きなのでたい焼きまでは食べられなかったが、小樽市民の故郷の味を堪能できて満足できた。そういえば帯広の長崎屋にはインデアン・カレーが入っていた。あれも魅力的だった。あなどれないなー、長崎屋。

どんど

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ラーメン Kiriちゃん (北海道帯広市)

北海道初日の夜は、帯広の癒酒屋いこうを再訪問した。念願の骨無し手羽を食べ、店主や常連さんから焼きラーメンほか帯広のあれこれについて色々とお話を伺い、楽しい時間を過ごすことができた。会計を済ませ店を出たのは22時近くのこと。

帯広 いなり小路

最後にもう一軒、と締めに向かったのは帯広駅の北東にあるいなり小路だ。真夏とはいえ道東の夜風は冷える。長袖シャツを宿に置いてきたことを少し悔やみつつ歩くこと約30分。スナックが並ぶ横丁に、目的の店・ラーメン Kiriちゃんがあった。

帯広 いなり小路 ラーメンKiriちゃん

こじんまりした店舗は、猥雑な横丁の雰囲気にマッチしている、客席は厨房に面したL字カウンターが数席で、先客は1人。ロンドンで行われている世界陸上のTV中継を見ながら、焼きラーメンをつまみにお酒を飲んでいた。

ラーメンKiriちゃん 店頭

こちらのラーメンKiriちゃんだが、実は当ブログでかつて紹介しためん飯の店主だそうだ。帯広ばんえい競馬場の前で営業していたが、2014年に閉店。数少ない焼きラーメンの提供店が減ってしまって、とても寂しく思ったものだ。ここKiriちゃんをオープンしたのはその1年後、現在2年目とのこと。貴重な味が残って良かった。

ラーメンKiriちゃん メニュー

メニューはラーメン、焼きラーメン、中華ちらしなど。1人で切り盛りしているので、当然めん飯時代よりも絞り込んでいる。焼きラーメン(700円)とハイボール(400円)をお願いすると「俺と全く同じだな」と先客のおっちゃんが笑った。「セットで少し割引にして売ったら」みたいな話になり、店主も乗り気な雰囲気だ。

ハイボール 400円

先客がお勘定を済ませて出て行くと、「すみません、ちょっと出前に行ってきます」と断って、ご主人はおかもちを手に横丁内のお店へ出掛けた。戻ってきたご主人にうかがうと、飲み客からの焼きラーメンの評判が良いらしい。確かにばんえい競馬の前では飲み客いないし、この通りの方が向いているよな。

焼きラーメン 700円

しばらくして焼きラーメンのできあがり。スープを添えて出してくれた。麺は細めの縮れ麺。腰が強めというか、やはり硬めに茹でてある。具は豚肉とカマボコ、それとみじん切りの万能ねぎがちらほら。トッピングの半熟煮玉子が嬉しい。紅生姜もちゃんと添えてあった。

ラーメン寄りの焼きラーメン

味付はラーメンの醤油ダレかな。麺が軽く油をまとっていて、お酒に合う味わいだ。他で食べた焼きラーメンの豚肉は薄切りだったが、こちらは細切りを使用。また他店では玉ねぎが必ず入っていたが、こちらは野菜の姿はほぼ見えない。焼きそばよりもラーメンに寄っている印象だ。これがこちらの店の個性なのだろう。

硬めの縮れ麺が美味い

料理は同じレシピで同じように作っても、作り手によって少しずつ味が異なるのが常だ。チェーン店でさえ、セントラルキッチンならともかく、各店で調理の工程が入る場合は差が出てくる。ましてや独立しているお店なら、教えられた味を守ること以上に、店ならではのオリジナリティが求められる。そしてその差異が食べ歩きの醍醐味だと思う。

当ブログでも、例えばご当地焼きそばを一括りにするのではなく、店に焦点を当てて一軒ずつ紹介しているのはそのためだ。厳格に言えば、同じ店でも食べる度に味は少しずつ変化しているはずなのだが、そこまでやりのは現実的に難しいのでご容赦を。同じ帯広の焼きラーメンでも、これだけ各店で個性が違っているので、ぜひ食べ比べてみてほしい。

なんてことを考えつつお会計は1100円。私が知る限りで現在、帯広焼きラーメンが食べられるお店は、ますや癒酒屋いこうどでからーめん北京ラーメンKiriちゃんの5軒。地元の方が丹念に探せば、他にも見つかるかも知れない。町おこし団体とか作ると飲食店の負担も増えてしまうのでそこまではしなくて良いと思うが、焼きラーメンが六花亭や豚丼に次ぐ帯広の名物になるのを密かに期待している。

ラーメンKiRiちゃん

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北京 (北海道帯広市)

2011年8月14日に開設した当ブログですが、前回の記事で丸6年を迎え、7年目に突入しました。また、この記事でお店紹介も950軒目です。今年の年末に1000軒に達するはずなので、とりあえずそれを目標に今まで通りマイペースでやっていきます。

というわけで、帯広焼きラーメンの続きですっ!


どでからーめんで焼きラーメンをいただいた次は、柏林台の南にある北京という店に向かった。実はこちら、どでからーめんの弟さんがやっているお店らしい。ただ、店自体の雰囲気は随分と違う。

帯広市 柏林台 北京

どでからーめんからまた1時間ほど歩いて移動。この日は合計で10㎞くらい歩いた。カロリー消費という目的もあるが、それより時間を置く意味の方が大きい。バイクだと、満腹なまま次の店に行くことが多いのよね。場所は西18南4。新緑通りの少し南。カフェ風の外観で、看板が無ければ中華料理店とはわからないかも知れない。

帯広市 北京 店内の様子

客席はテーブル2卓、小上がり3卓、カウンター5席。土曜の12:40くらい、ランチ時で8割の入り。当然だが家族連れが多い。大きな窓で明るい店内、空間も広く取ってある。漫画が多い点はどでからーめんと共通しているが、こちらは児童向け絵本も多かった。

帯広市 北京 メニューの一部

さて、メニューを確認。どでからーめんに負けないくらいラーメンの種類が多い。カレーラーメンやら餃子ラーメンやら書いてある、その裏面の左上に目的の焼きラーメン(650円)があった。括弧書きで「醤油味」と書いてある。それを注文。

このペンギンがマスコットらしい

この店もあんかけ焼きそばが人気のようで、他の客の何割かが注文していた。凄いボリュームで、食べ歩きには絶対不向きな品である。それはそれとしてメニューに載っているペンギンが愛らしかった。北京→ペキン→ペンギンのダジャレらしい。なるほどね。

焼きラーメン 650円

先客の注文が溜まっていたため、焼きラーメンが出来上がったのは注文から20分ほど経ってから。麺はやや固めに茹でた細めの縮れ麺。具は豚肉、玉ねぎ、キャベツ、モヤシ、人参。青海苔が掛かっていて、紅生姜が添えてある。

醤油ベースでほんのりスパイシー

見た目は普通のソース焼きそばだが、ところがどっこい、ぎっちょんちょん。メニューの括弧書きの通り、味付けは醤油ベースだ。旨味もあり、コショウも効いててスパイシー。歯応えのある麺と相まって、ジャンク寄りな味わいなのが、とても心惹かれる。

付け合わせのスープが美味しい

「良かったらどうぞ」とつけてくれたスープは、熱々で刻みネギが浮いていて、さっぱりした風味。ちょうど良い箸休めになる。こりゃラーメンも絶対に美味しいんだろうなあ。

卓上の調味料類

ところで焼きラーメンが醤油味に限らないという点はここで特筆しておきたい。例えばますやはソース味だったし、元祖のエビスもソース味だったようだ。また、癒酒屋いこうでは酢とソースを一緒に出してくれ、「あずみでは酢やソースをダボダボ掛けて食べるスタイルだった」と教えてくれた。「焼きそば」イコール「あんかけ」という文化圏なので、それに対しての「焼きラーメン」イコール「混ぜ炒めそば」という図式だったのかも知れない。

食べ終えてお会計。どでからーめんとは兄弟なのに、店の雰囲気も焼きラーメンもスープも全く異なるのが面白い。あんかけ焼きそばもいつか機会があれば食べ比べてみたいなー。

北京

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どでからーめん (北海道帯広市)

この8月、北海道へ一週間ほど行ってきました! 今週よりその北海道遠征で食べ歩いた品々をご紹介します。まずは帯広のアレですっ!!


7月某日、北海道の札幌テレビから出演オファーが舞い込んだ。久しぶりの北海道だ。事前打ち合わせも含めて札幌滞在は2日間で済むのだが、せっかくなので日程を前後一週間ほどに延ばし、宿題店を食べ歩いてみることにした。

まず乗り込んだのは道東の帯広市。目当ては帯広独特の焼きラーメンだ。以前、ますや癒酒屋いこうめん飯(2014年閉店)の3軒を紹介したことがある。今回、癒酒屋いこうを再訪して、焼きラーメンの流れをだいたい把握できた。また聞きになってしまうが、参考までに記載しておこう。

焼きラーメンの元祖は「エビス」という店。「エビス」が閉店する際に隣の「あざみ」が焼きラーメンを受け継いだ。ただ、内容はかなり変わったようだ。「全国イイ味ハマル味」のコメント欄では「エビスは醤油ではなくソース味」「汁気はなし」と語られているが、いこうのお客さんの中には「エビスは汁気が多かった」と証言する方もいるらしい。その後、「あざみ」の女将の旦那さんが経営する同店地下の「居酒屋一斗」でも提供するようになった。その後の流れはますや癒酒屋いこうの記事をご覧あれ。

帯広市 どでからーめん

さて、その帯広焼きラーメンだが、上で挙げた他にも提供している店があり、今回の渡道初日に3軒を食べ歩いてみた。AirDoで羽田から帯広へ飛び、帯広駅近くのホテルに到着したのは朝10時前。荷物を預けて、まずは「どでからーめん」へ向かった。運動がてら寄り道しながら徒歩で60分ほど移動。この日は小雨で、気温は17度。長袖シャツが役に立った。

一番人気は五目あんかけ焼きそば

どでからーめんへ着いたのは午前11時の開店直後。西12北8交差点のセブンイレブンの隣に店舗を発見。店頭には巨大ロボットが飾られ、その横に「当店一番人気! 五目あんかけ焼きそば」の文字が見えた。北海道はあんかけ焼きそばが人気だが、ここも例外ではないらしい。しかし目的は焼きラーメン。見なかったことにして入店する。

店内にはレトロなおもちゃがずらり

入った正面がU字カウンターで、右手が厨房。左側が座敷席で8卓ほどちゃぶ台が並んでいた。店内にはレトロなオモチャがぎっしり陳列されている。すこぶる個性的な店だ。開店直後で先客は家族連れが一組。その後、続々とお客さんが入ってきた。

どでからーめん 焼きそばメニュー

メニューも個性的だ。焼きそば類だけで10種類もある。注文したのはもちろん焼きラーメン(焼らーめん・650円)だが、目的の品を決めてなければ目移りしていたことだろう。ちなみに先客の家族連れは一番人気と謳う五目あんかけ焼きそばを注文していた。そのうち、厨房から中華鍋で炒める音が聞こえてきた。

焼らーめん&スープ

注文から10分足らずで、大きなお皿とスープの入ったマグカップが運ばれてきた。「どでからーめん」という屋号にふさわしく、量がたっぷり。他の席で中華丼を頼んだお客さんが、「うわー大きいー」と歓声を上げていた。大盛にしなくて良かった……

焼らーめん 650円

こちらの焼きラーメンは中細の縮れ麺を使用。北海道のラーメン屋でおなじみの、黄色い玉子麺だ。芯をすこーしだけ残したアルデンテな茹で加減である。具は豚肉と玉ねぎ。トッピングはゴマと青海苔。これまで食べた帯広の焼きラーメンとは微妙に異なる構成だ。

醤油と酢、そして生姜の風味

味付けは醤油と酢、そして生姜の風味がかなり効いている。麺自体が美味しいことに加え、オイリーであとを引く味わいだ。豚肉はカリッとクリスピーに焼き上げてあり、麺も玉ねぎも多少焦げ目が付くくらいまで焼いてあって香ばしい。

付け合わせのスープ

付け合せのスープがまた独特だった。わかめスープでやはり生姜と酢が効いている。さらにレバーか血合いのような血の風味がし、敢えてアクを取ってないのか、なかなかワイルドな味わいのスープだった。これもこの店の個性なのだろう。

ボリュームはあったが、お腹が空いていたこともあって、思ったより軽く食べられた。消費税がついてお会計は702円。「ありがとうございました!」と、バイトの男の子が大きな声で見送ってくれた。気持ちよい店だなー。五目あんかけ焼きそばも機会があればいつか食べてみたい。

どでからーめん

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支那そば屋 こうや (東京都新宿区)

支那そば屋こうやは四谷にある人気ラーメン店だ。創業は1983年(昭和53年)で、タモリさんも一押しの店だとか。創業当時は現在位置から少し新宿寄りの場所にあったらしいが、2011年に移転。こちらの焼きそばに前々から興味があったので、この機会に訪れてみた。

四谷 支那そば屋 こうや

訪問したのは8月上旬、平日の夜20時近く。四谷駅から甲州街道から北に一本入った飲食街を新宿方面に進む。飲食街がちょうど切れたそのすぐ先に目的の店があった。

間口は狭めだがフロアは意外と広かった。厨房に面した長いカウンター席があり、テーブルも多数配置されている。雨の夜で客は5割ほどの入り。スタッフは数人いて、外国人のバイトもちらほら見えた。

支那そば屋 こうや メニュー

カウンターに腰掛けてメニューを確認。この店の一番の売りはワンタン麺。また一品料理も充実していて、それらをつまみに飲んでいる方々も多かった。

生ビール 500円

私の注文は炒麺(チャーメン/950円)と皿ワンタン(800円)と生ビール(500円)。生ビールはキリンの一番搾りだ。暑い日だったので、写真を撮る前に泡を一口飲んでしまった。ぷはーっ。

皿ワンタン 800円

まず運ばれてきたのが皿ワンタン。餡がぎっしり詰まったのが10個も載っている。添えられているのは葱の削ぎ切りと豆板醤だ。皮が黄色いのはかん水の影響かな。

もっちり重ための皮にぎっしり餡

餡は豚肉主体で下味がほんのりついている。新宿・若月で出すようなチュルンとした口当たりの皮と違い、もちっとした重ための皮だ。しかしこれはこれで食べ応えがあって良い。酢・醤油・ラー油のタレや葱・豆板醤を絡めても美味しい。

しばらくして炒麺も出てきた。しかしその量が予想以上。皿はでかくて、嵩もある。後ろのテーブルの客が「俺でもこの店じゃ2品は頼まないからなあ」と笑っているのが聞こえた。うーむ、知ってればオレも頼まなかったわ。

炒麺(チャーメン) 950円

とりあえず箸を付ける。麺はうどん並みの太麺。ワンタン麺などで使われている麺とは全く異なり、短く柔らかくてグズグズだがそれが良い。具は豚肉・モヤシ・ニラ・人参・玉ねぎ・木耳など、タンメンで使われる品々だ。

味付けはどういえば良いのだろう。旨味主体で醤油少量、黒コショウを効かせてある。野菜炒めに茹でた麺を入れてみた、とでも表現すれば伝わるか。

うどん並みの太麺を使った中華やきそば

こういう太麺の焼きそばは、戦後にオープンした満州引上げ組の中華屋で時々見かけるスタイルで、当ブログでは太麺中華焼きそばというタグでまとめてある。昭和53年創業のこの店で出会えるとは予期していなかったので、ちょっと嬉しい。

前述の通り焼きそばの量は多いが、モヤシが主体で麺は少な目。食べてみるとドンドン減っていく。付け合せのスープは鶏ガラかな。すっきりした味わいだがコクがある。表面に油の層があり熱々なので、火傷しないように気を付けよう。皿ワンタンも汗だくになりつつ食べ進め、どうにか2品とも完食できた。

お会計は2250円。あまりにお腹が苦しいので、四谷から新宿まで腹ごなしに歩いて帰った。青唐辛子を使った辛い麺も美味しいらしい。次に来たときはワンタン麺か、辛い麺か、どっちにしようかなー。どっちにしても、今度は絶対一品だけにしようっと。

支那そば屋 こうや

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味芳斎 本店 (東京都港区)

東京タワーや芝増上寺に近い大門に、味芳斎という中華料理店がある。1958年(昭和33年)創業の老舗で、公式サイトによると湖南料理がルーツらしい。フォーリンデブはっしーさん以前レポートしているが、近隣のサラリーマンにはおなじみの人気店。こちらの焼きそばがどんな品か、確かめに行ってみた。

芝大門 味芳斎 本店

初めて訪れたのは7月下旬、平日のランチタイム。場所は地下鉄大門駅のA5出口を出たすぐそば。店はこじんまりしていて、客席はテーブル5卓、キャパ20人程度の広さしかない。近くに支店もあるらしいが、今回は本店にこだわってみた。しかし、本店ではランチタイムに焼きそばをやっていないとのこと。ならばと、こちらの一番人気、麻婆豆腐丼(730円)を食べてみることに。

味芳斎 本店 メニュー

麻婆豆腐丼は注文から2分も掛からずに出てきた。豆腐が原型を留めないほど細かく砕かれていて、特徴的な見た目だ。辛さの方は大したことないだろうと思ったが、食べてみるとしっかり辛い。湖南料理=「湘菜」は「酸辣」あるいは「鮮辣」、「中国で一番辛い料理」として知られるが、なるほど、峻烈な辛さで、インパクトは予想以上だった。

麻婆豆腐丼 730円

麻婆豆腐丼には大満足だったが、肝心の焼きそばは食べず終い。ということで数日後の夜に改めて再訪。店内は混雑しており、かろうじて4人掛けテーブルが一つ空いていた。さらに客が来ることを見越してだろう、「相席でも良いですか」と確認された上でテーブルに着席。実際、あとからカップルがやってきてすぐ相席になった。

ビールとお通し

この夜注文したのは瓶ビール(590円)と焼餃子(730円)、そして炒麺(830円)。瓶ビールは中瓶で、ものはアサヒだが、タンブラーはサッポロだ。お通しにキャベツの漬物が出てきた。酸っぱ辛く、山椒が効いていてピリリと痺れも来る。これも湖南料理なのか、印象的な味だった。

焼餃子 730円

まず運ばれてきたのは焼餃子。粒は手頃な大きさで、ゴロッとざっけない盛り付けだ。皮はやや薄め。手包みっぽいけど、それを判別できる自信はない。餡は肉が主体でしっかり味がついている。タレをつけなくても美味しい。

炒麺 830円

すぐに炒麺(焼きそば)も運ばれて来た。麺は中太の平打麺。しなやかなコシで脇役に徹するタイプだ。具は豚肉、キャベツ、モヤシ、人参、キクラゲ、青菜。具はもっとシンプルかと思ったが、良い意味で裏切られた。

しなやかなコシの平打麺

醤油ベースの味付けで、これぞ中華焼きそばという期待通りの味わいだ。ビールや餃子との相性もバッチリ。豚肉は脂身の少ない部位。ボリュームほどほどなのも、かえっておつまみっぽくて良い。

ゴマと干し椎茸風味のスープも美味しい

焼きそばにはスープも付いてくる。ゴマの香りの奥にほんのり香る干し椎茸の出汁。底の方には溶いた玉子も沈んでいて、滋味深い味わいだ。餃子や炒麺には湖南料理っぽさは特に感じなかったが、無難に美味しい品々だった。

お通し、餃子、焼きそばをつまみにビールが空いてしまった。しかし相席しているカップルの注文した品がなかなか来ない。ビールをお代わりしようかとも思ったが、どうにも落ち着かないので、急いで平らげてお会計してしまった。合計で2150円。

この店はやはり独り身だとランチの方が向いてそうだ。味は良いのだが、相席を避けられないため料理に集中できない。支店の方が落ち着けるかも知れないので、今度機会があれば、そちらを覗いてみよう。

味芳斎 本店

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【メシコレ】東京で横手やきそばを味わえる店!

メシコレの新記事です! 板橋で今年3月にオープンしたお店をご紹介しました!

東京で本格派の横手やきそばが食べられる!地元名店のDNAを受け継ぐ店

長年東京で移動販売を続けてきた横手市出身のご主人が、満を持してオープンしたお店です。ご一読のうえ、興味を持たれた方はぜひ訪問してくださーい。

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赤坂 珉珉 (東京都港区)

東京で長年人気を保っている町中華屋さんはあちこちにあり、それぞれ看板メニューがあったりします。その看板メニューとは別に焼きそばを提供している場合も多々あり。今週はそんなお店の焼きそば、それもあんかけではなく混ぜ炒めタイプの焼きそばを3軒ご紹介します。まずは餃子が人気の、あのお店!


7月23日にTOKYO FM系列で放送されたラジオドラマ「NISSAN あ、安部礼司」は焼きそば特集だった。普段はテレビもラジオもほとんど視聴しないのだが、メディアでどんな焼きそばが紹介されるのかは興味がある。その中で取り上げられた一つが餃子の超有名店、赤坂珉珉だ。

餃子の名店というのは知っていたが、焼きそばも美味いとは盲点だった。早速訪問せねばと思ったのだが、超人気店ゆえ、そこからが大変。平日の仕事が終わってから一人で寄ってみたが、予約でいっぱいで入れず。普段も予約が無いと難しいと言われた。さて、どうしたものか。

餃子の名店 赤坂 珉珉

こんな時、頼りになるのは普段から懇意にしていただいている餃子マニア、東京餃子通信の塚田編集長。たまたまお会いした機会に相談したところ、「今日は行けそうという日に、一人ですけど入れますか?と電話してみるのが良い」とコツを教えてくれた。それから3回くらい日を変えて電話し、8月上旬、ようやく空きがある日に訪れることができた。

その日は赤坂のTBSでとある番組の打ち合わせがあり、それを終えた直後に徒歩で訪問。細い通りのさらに裏路地で、場所をあらかじめ知ってないと絶対に通り過ぎてしまうことだろう。入口は店に向かって左端。客席は厨房に面したカウンターが10席ほどと、外に面したカウンターも数席。奥にテーブルもあり、上の階もあるそうだ。

赤坂 珉珉 メニューの一部

ホールを仕切る女将さんは、他のスタッフから「お母さん」と呼ばれていた。混んでいるので注文を取りに来るのもちょっと待つ。その間にメニューをチェック。焼き餃子(540円)、肉糸炒麺(焼そば/750円)、ビール中瓶(アサヒスーパードライ/570円)というラインナップで攻めてみた。餃子に次ぐ人気メニューのドラゴン炒飯も食べたいが、今日は我慢しておこう。

ビールとお通し

赤坂珉珉はお通しも名物らしい。大根の漬物、白髪ネギ、肉みそ、揚げニンニクの小皿盛り合わせ。「お通しはよーく混ぜて。ビールはゆっくり飲みなさい」と女将さん。餃子が出るまで時間が掛かるから、ビールの2本目を頼まなきゃならなくなるよ、とのこと。ねっとりしたニンニクに大根とネギの歯応え、風味。これはビールが進むお通しだ。女将さんの予想通り、餃子が出てくるタイミングで2本目を注文してしまった。

焼き餃子 540円

そしてこの店の看板メニュー、焼き餃子が出てきた。焼き目は平たくパリッとクリスピー。それでいて皮はモチモチ。餡の下味がしっかりついていて、そのまま食べてみても美味い。塚田さんの記事によると餡を皮で包んだ後、一旦凍らせて味をなじませいるそうだ。

赤坂珉珉といえば酢コショウですよね

さらに、この店の代名詞にもなっている酢コショウはお母さんが事前に作って用意してくれる。たっぷりの黒コショウにお酢というシンプルなつけダレだ。餃子自体の味付けがしっかりしているから、このくらいさっぱりしたタレが良いのだろう。餃子と驚くほどマッチしていて、めっちゃ美味い。胃袋に余裕があればもう一皿食べたいくらいだ。

肉糸炒麺(焼そば) 750円

続いて出てきた焼きそば。漢字表記で肉糸炒麺で、店では「チャーメン」とも呼んでいた。麺はツルツル・シコシコの平打ち麺。具は肉とモヤシ、ニラ。皿の端に豆板醤が添えてある。構成要素はかなりシンプルだ。ここ赤坂珉珉のルーツは渋谷恋文横丁にあった「珉珉羊肉館」と聞くが、女将さんの話では、焼きそばも渋谷時代と同じものを今でも出しているそうだ。

しなやかな平打ち麺はツルツル・シコシコ

味付けはほんのり醤油風味で、モヤシの甘さを感じる程度の控えめな塩加減。刻みニンニクとその風味を移した油で炒められていて、かなりオイリーである。麺のしなやかさにニラの香り、そしてニンニクの風味と相まって飽きさせない味わいだ。

豆板醤を使った味変も楽し

皿の端に添えられた豆板醤を混ぜて、辛口に味変させるのもまた楽し。餃子のインパクトの陰に隠れてしまいそうだが、確かにこれはかなり美味い焼きそばだ。

餃子と焼きそばで順調にビ―ルも進み、2本目の瓶も空いてしまった。お会計は2670円だったかな。餃子とタンメンと焼きそばは正の相関関係がある、というのが私と塚田さんの一致する意見なのだが、ここ赤坂珉珉でもその仮説が裏付けられた。それにしても美味しい餃子だったなー。うーん、また食べたくなってきた。

みんみん

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【TV出演】8/8 札幌テレビ「どさんこワイド179」

ラジオと同じ8月8日(火)にテレビにも出演します! 北海道・札幌テレビの人気番組、「どさんこワイド179」に生出演!

【出演番組】どさんこワイド179@STV 札幌テレビ
【放映日時】 2017/8/8(火) 15:45~19:00
【公式サイト】http://www.stv.jp/tv/dosanko_eve/

8月8日が「マルちゃん焼そばの日」ということで、焼きそばを特集するそうです。生放送って緊張するんですよね……無事に済みますよう……放送エリアは北海道限定ですけれど、視聴可能な方はぜひご覧ください!

どさんこワイド179

あと、せっかく北海道まで行くついでに、明日8/5(土)から一週間ほど休みを取って、焼きそばも食べ歩いてきまーす。そのご報告もお楽しみに!

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【ラジオ出演】8/8 JFN系「ON THE PLANET」

ラジオ出演のお知らせです!

8月8日(火)、TOKYO-FMなどJFN系列36局ネットで放送される深夜番組、「ON THE PLANET」に5分程度出演します!

【出演番組】 ON THE PLANET@JFN系列36局ネット
【放送日時】8/8(火) 深夜1時~4時(東京は2時~4時OA)
【公式サイト】https://park.gsj.mobi/program/show/27335

ON THE PLANET

局によって放送時間帯は異なるようですが、25時から放送される局では8月8日(火)の25時半(=8月9日の午前1時半)くらいから、らしいです。東京だと何時なんだろう? (^^;

平日深夜ですので、翌日のお仕事に響かない程度にお聴きくださーい。

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古保利 (千葉県香取市)

小見川つゆだくカレー焼きそば。最後の3軒目は虫幡(むしはた)という地域にある古保利(こぼり)さん。千葉県を食べ歩いているラーメンブロガー・らんちばさんの記事によると、前回紹介した華連と同じく「一心堂」系の品とのこと。本来はうなぎ屋さんなのだが、裏メニューとしてつゆだくのカレー焼きそばを提供しているらしいのだ。

小見川 うなぎ 古保利 看板

7月上旬のある暑い土曜日。さかえ食堂華連と連食したあと、4時間ほど間隔を空けて夕方17時過ぎに訪問。入り口のガラス戸には、翌週の月曜から臨時休業というお知らせが貼ってあった。遠征中はどうも臨時休業に出くわす確率が高いのだが、今回はセーフ。あぶないところだった。

小見川 うなぎ 古保利 入り口

店内はテーブル3卓に座敷2卓。厨房に面したカウンターも5席ほどある。先客は数名いて、みなさんアルコールを召してらっしゃった。ま、猛暑の週末のこの時間帯、そりゃビールも飲みたくなるよなー。

小見川 うなぎ 古保利 メニュー

メニューはうな重に定食類、おつまみなどがメイン。例の焼きそばは裏メニューのため載ってない。本当に注文できるのか、麺が切れていないか、ちょっとドキドキしながらホール担当の奥さんに訊いてみる。

「あの、スープの焼きそばを……」
「ああ、カレー焼きそばですね」
「はい、それをひとつ」
「ちょっとお時間いただきますがよろしいですか?」
「はい、大丈夫です」

やり取りを聞いたのだろう、カウンターで飲んでた常連さんが「あー、オレもカレー焼きそば一つもらうわ」と乗っかってきた。先客の注文が溜まっていたこともあり、やり取りで言われた通り、出来上がりまでだいぶ時間が掛かった。

S&Bの赤い缶

冷たいお冷を飲みながら30分近く経ったころ、「おまたせしました」とスープが並々入った巨大な丼ぶりが運ばれてきた。それといっしょに「お好みでどうぞ」とS&Bの赤い缶を渡された。ほほう、なるほど。そう来たか。

カレー焼きそば 600円

麺は細麺。ごく一般的な焼きそば用の蒸し麺ぽいが、かなり短めに処理されている。具は千切りキャベツと短冊切りの魚肉ソーセージ。それらの麺と具が、つゆだくどころかラーメン然として熱々スープに浸っている。華連のカレー焼きそばもつゆだくだったが、こちらのスープの量の多さは一目瞭然だ。

焼きそば用の蒸し麺を使用

スープは魚介系の出汁が効いていて、ソースとカレー粉の風味が輪郭をくっきりと強調している。S&Bのカレー粉を適量降りかけてみると、スープのジャンクさが増して食欲を刺激する。追いカレー万歳。

カレー粉の追い掛けが癖になる

奥さんの話によると、一心堂の焼きそばに古保利ならではのアレンジを加えて、この品ができあがったらしい。スープの量もそのアレンジのひとつだが、魚肉ソーセージの下ごしらえも華連は手切りでこちらは短冊切りだ。恐らく一心堂は手切りスタイルだったのだろうが、古保利では料理としての完成度を高めるために短冊切りにしたのではないか。真偽はともかく、どちらも食感が違っていてそれぞれ美味しい。

魚肉ソーセージの下ごしらえも違う

ところで「小見川のつゆだくカレー焼きそばは焼きそばか? それともラーメンか?」、現地のラーメンマニアの間にそんな議論もあるようだ。スープの量を問題にしているようだが、私の意見としては明らかに焼きそばだ。店が「焼きそば」と名付けて提供しているというのが最大の理由だが、そもそもつゆだく焼きそばが全国各地に存在する事実を、もっと知られるようにせねば。

汗だくでスープ以外は完食。これ全部飲み干したらお腹たっぷんたっぷんになっちゃうからね。お会計は600円。本来はうなぎ屋なので、ちょっと心苦しくもある。会計時にその旨を伝えたら、「これ目当てで並ばれたりしてもちょっと困るけど、口コミで来てもらう分には良いですよ」と笑ってらっしゃった。

小見川で今回訪れたさかえ食堂華連、そして古保利の三軒とも、つゆだくという点では共通しているが、それぞれ個性的な焼きそばばかりだった。麺好き、カレー好きな方々にはぜひ足を延ばして、食べ比べてみて欲しい。インパクトありますよー。

古保利

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華連 (千葉県香取市)

千葉県香取市の小見川つゆだくカレー焼きそば。2軒目に紹介するのは華連という町中華屋さんだ。こちらもらんちばさんのブログ記事で知ったお店だ。前回、さかえ食堂の記事の冒頭で『小見川のカレー焼きそばは「さかえ食堂系」と「一心堂系」の2系統に分類される』と述べたが、こちらは後者の「一心堂系」に当たる。

小見川 華連

華連はJR成田線の小見川駅から南に延びる県道28号沿いにある。さかえ食堂でカレー焼きそばを平らげた5分後に訪問。本当なら連食する際はもう少し時間を置きたいのだが、近いのだから仕方ない。こういう時はバイクの機動性がちょっと恨めしく思える。

華連 店内の様子

先に訪れたさかえ食堂に比べると、ずっと小綺麗な店舗だ。客席はL字型カウンターと小上がり2卓。土曜日のちょうど正午というタイミングで先客は4人。後からポツポツ新しいお客さんもやってきた。

華連 メニュー

お店はご夫妻らしきお二人で切り盛りしていて、男性が厨房、女性がホールを担当している。メニューは麺類と丼物が中心。こちらでは「カレー焼きそば」ではなく、「ソース焼きそば(カレー味)」という表記になっている。カレー焼きそばがあるのに、カレーラーメンが無いのは珍しいかも。

店頭で焼きそばをアピール

そういえば店頭でもソース焼きそばをアピールしていた。それによるとカレー味ではないノーマルのソース焼きそばもスープに浸ったスタイルらしい。つゆ・スープ入り系の焼きそばは全国各地にあるが、同じ千葉県の船橋ソースラーメンのルーツ、「ダイヤキ」と関連があるのかも知れない。

スプーンとカレー粉が付いてくる

ノーマルのソース焼きそばにも興味が湧いたけど、当初の予定通りソース焼きそば(カレー味・730円)を注文。暑さでお冷をゴクゴクと飲んでしまう。カレー焼きそばは10分弱で配膳された。スプーンが添えられ、脇にカレー粉の容器も付いている。

ソース焼きそば(カレー味) 730円

器は深みのある皿だ。炒めた焼きそばがスープに浸っている。私はつゆだく焼きそばを何度も経験しているので「あー、こういうことね。なるほどなるほど」と思うだけだが、慣れていない人はこのビジュアルで焼きそばと呼ぶことに違和感を覚えるだろうなあ。普段ラーメンしか食べていない人なら、ラーメンに分類したくなるのも無理はない。

柔らか細麺に魚肉ソーセージ

麺は細目の茹で麺で柔らかめ。具で使われているのは千切りキャベツとなんと魚肉ソーセージ。この魚肉ソーセージが「一心堂系」の特徴だそうだ。こちらではソーセージを手で細かく千切ってるような、独特な刻まれ方だった。

追いカレー粉でジャンクな味わいに

ボリュームはほどほど。見ての通りのつゆだく仕上げで、ソースっぽさは控えめな旨味主体の味付けだった。青のりや紅生姜などのトッピングは無い。追いカレー粉で、より一層ジャンクな美味しさに変わる。旨味にスパイシーな風味が加わって、やめられない止まらない、癖になる味わいだ。

熱々なスープもスプーンを使って飲み干して完食。お会計は消費税が付いて788円。焼きそばも美味しかったし、清潔感があって落ち着いた雰囲気の良い店だった。今度はソース焼きそばも食べてみたいなー。

華蓮

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さかえ食堂 (千葉県香取市)

今週は千葉県香取市の小見川(おみがわ)という地域で食べられている、独特なカレー焼きそばをご紹介しますっ!


千葉県香取市の小見川(おみがわ・旧小見川町)には、独特なつゆだくカレー焼きそばの文化がある。それを初めて知ったのは千葉県のラーメンを食べ歩いているらんちばさんのブログでだ。らんちばさんは船橋ソースラーメンを見出したラーメンブロガーでもある。地元を地道に回っておられるからこそ、こういう発見もあるのだろう。心から敬意を表し、焼きそば好きとして感謝したい。

さて、らんちばさんの調査によると、小見川のカレー焼きそばは「さかえ食堂系」と「一心堂系」の2系統に分類されるらしい。このエリアにはカレーラーメンも普及しているため、らんちばさんは「小見川カレー麺」(仮称)と呼んでいるようだが、当ブログでは焼きそばのみを扱うので、とりあえず「小見川つゆだくカレー焼きそば」とでも呼んでおこう。バイクでツーリングがてら、主だった3軒を食べ歩いてきたのでご紹介したい。

小見川 さかえ食堂

まずは「さかえ食堂系」の元祖、さかえ食堂。小見川駅から数百メートルの位置にある老舗のラーメン屋で、らんちばさんの記事によると30年前からカレー焼きそばを提供しているそうだ。

小見川 さかえ食堂

訪れたのは7月上旬、土曜の午前11時半ちょっと前。昔ながらの、という形容がピッタリな店舗で、店内はゴチャっとした雰囲気。客席はカウンター7席で先客は常連さんぽい地元客が2人。暑い日だったので一人は既に生ビールを飲んでいた。羨ましい。

さかえ食堂 メニュー

メニューは一般的なラーメン類に紛れて、カレーラーメンやカレー味チャーハンなどもある。注文したのはもちろんカレー焼きそば(680円)だ。

カレー焼きそば&スープ

細麺を茹で上げて水洗い。中華鍋にラードを引き、肉・野菜を炒める。麺を投入して混ぜ炒め、ソースをタパタパと注ぎ、スープを足してカレー粉で味付け。深皿に盛り付けて出来上がり。スープと一緒に出してくれた。

カレー焼きそば 680円

麺は細麺で柔らかめ。具は豚バラ肉、キャベツ、人参、モヤシ、玉ねぎ。トッピングに紅生姜、青海苔。そしてカレー粉が掛かっている。小見川のカレー焼きそばは、つゆだくに加えてこのようにカレー粉を後掛けするのも特徴なのだ。

皿の底はつゆだく状態

看板に「手打ち麺」と掲げている通り、麺は自家製でお店の二階で作っているらしい。その麺を寄せて皿の底を見てみれば、噂通りのつゆだく状態。京丹後市の楓々亭宮津市の藤木食堂など、宮津カレー焼きそばのウェットタイプや、大阪・北浜の福仙樓と似た系統のカレー焼きそばだ。

手打ち麺にパンチの効いたカレーソースが絡む

味付けは酸味勝ちのソースがメイン。調理の終盤で足したスープは魚介系旨味が滲みている。つゆだくな上に熱々、ソースにカレーでパンチの効いた味わいだ。これは癖になる味だなー。

ニボニボしてる付け合せスープ

付け合せのスープは煮干しを使ったあっさり風味。味付けは濃くはないけれど、かなりニボニボしてる。さらに油膜に覆われていて、火傷しそうになった。こういう暑い日にはちょっと辛い。

店主の手が空いたら色々訊きたいと思っていたのだが、常連のおっちゃんがズーッと店主に話し掛けていて付け入る隙間が無い。インタビューは諦めよう。お会計は680円。美味しかった。

ちなみにこの店の1㎞ほど西にはこちらの息子さんが経営するニュー栄があり、また、利根川を渡った茨城県神栖市にも別の息子さんが経営する栄食堂がある。両店ともこちらと同様のカレー焼きそばを提供しているそうだ。いつかそれらの店も訪問してみたい。

さかえ食堂

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