ユノリリ

年始に訪れた千葉県銚子方面の焼きそば3連発。2店目は銚子大橋の南端近くにあるユノリリという駄菓子兼居酒屋さん。前回紹介したふーちゃんや以前紹介した宮内焼そば店から1.3㎞ほどの近距離に位置する。

銚子市 駄菓子居酒屋 ユノリリ

訪れたのは1月初旬、土曜日の午後一時過ぎ。昭和感のある渋い建物の前には「焼きそば」と染め抜かれた赤い幟が掲げてあった。看板のロゴが特殊すぎて読みにくいぞ。

駄菓子スペースはこんな感じ

店内も昭和な雰囲気の造りだ。入って右手がホール、左手が駄菓子スペース。ホールの客席はテーブルが2卓に小上がり2卓、あとカウンター席もあった。先客はいなかったが、後から2組ほど入ってきた。

ユノリリ メニューの一部

カウンター上部には品書きがびっしり貼ってある。基本的には居酒屋なので酒の肴が充実している。ビールはサッポロラガー、いわゆる赤星も用意されているようだ。セルフサービスのおでんもあるのか。バイクでなければ飲みたいところだ。

ユノリリ 店内の様子

注文したのは焼きそばの中サイズ(300円)とどんどん焼き(60円)。そう、前回のふーちゃんと同じく、ここにもどんどん焼があるのだ。価格は60円でマヨネーズやチーズ、紅生姜、ネギなどのオプションもあるが、とりあえずノーマルにしておいた。

焼きそば 中 300円

まずは焼きそばが運ばれてきた。麺は細い蒸し麺。具は挽肉とキャベツ。そして縁に紅生姜が添えられた、オーソドックスなスタイルのソース焼きそばだ。これで300円って、安いなあ。

あっさりめの味付けで、ふんわりした口当たり

酸味がちのソースを使ったあっさりめの味付けで、ふんわりした口当たりだ。食べ飽きない味わいで素直に美味しい。あとから来たご婦人の二人連れも焼きそばを頼んでいた。やはり利根川流域には焼きそば文化が根付いているのかな。

どんどん焼きはこの店でも紙経木で提供された。直径は25センチほどで、大きすぎて紙経木からはみ出ているのがほほえましい。そのはみ出た部分を補うためか、あるいは昭和的な演出なのか、ちばあきお著『キャプテン』のコピーをそのしたに敷いてある。

どんどん焼き 60円

そういえば全くの余談になるが、『キャプテン』『プレイボール』の続きの連載が、集英社の「グランドジャンプ」という雑誌で始まるらしい。もちろん著者は故ちばあきおではないが、個人的にものすごく好きな作品なので楽しみだ。……っと、それはさておき。

裏面の揚げ玉が味の決め手なのかな?

どんどん焼きは小麦粉の生地を薄く延ばし、表裏に天かすを塗して焼きあげてある。味付けはソースではなく醤油と青海苔のみだ。ノスタルジックな味わいを嚙み締めつつ、ペロリと平らげた。これが60円でいいのだろうか。安すぎる。

どんどん焼きにはスパイシーなチリソースを使った「どんチリ(100円)」や、焼きそばとか肉が入った豪華版の「ユノリリどんどん(700円)」なんてバリエーションもあるようだ。居酒屋としての利用もきっと楽しいだろう。いつか近所に宿を確保して、夜に来てみたいなあ。

ユノリリ

店舗情報TEL: 0479-21-3565
住所: 千葉県銚子市三軒町7-8
営業時間: 11:30~22:00
定休日: 火曜日
主なメニュー焼きそば 中 300円 大400円

どんどん焼き 60円
どんチリ 100円
ユノリリどんどん 700円