たるや飲食店

2017年7月21日

全国のコナモン屋特集、4週目ですね。前回に続いて宮城県のお店をご紹介いたします。


宮城県柴田町の船岡にたるや飲食店という店がある。こちらの記事によると2009年の時点で創業48年というから開業は1961年=昭和36年くらいか。飲食店と名乗ってはいるが、売り物はたこ焼と焼きそばのみ。そのたこ焼が船岡のソウルフードとも呼ばれているらしい。

船岡 たるや飲食店

訪れたのは4月上旬、平日のお昼時。街道筋から一本南の銀座通商店街に店舗を発見。たこ焼と染め抜かれた暖簾を潜り入店。

たるや飲食店 店内の様子

店内は昭和を感じさせる鄙びた雰囲気だ。4卓あるテーブルもそれぞれの椅子も趣があってよろしい。母娘だろうか、厨房では2人の女性が切り盛りしていた。

たるや飲食店 メニュー

メニューはたこ焼と焼きそばのみで、あとは冷蔵庫に炭酸飲料がある程度。かつてはカキ氷やソフトクリームもあったようだが。

「ご注文、お決まりでしたらどーぞ」
「焼きそばの並(340円)とたこ焼(80円)を一本ください」

セルフサービスのお冷を汲んで待つ。たこ焼はすぐに運ばれてきた。

たこ焼 一本 80円

このお店のたこ焼は串に3玉刺さった状態で供される。以前紹介した村田町のうるおいていもそうだったが、仙南地域では昔からこのスタイルでたこ焼が食べられてきたらしい。

特徴的なのは見た目だけではない。生地が重く、「外はカリカリ・中はトロトロ」とは無縁のズッシリ感。甘いソースと相まって、なかなか食べ応えがある。70円から80円に値上げしたというが文句なしのコストパフォーマンスだ。

焼きそば 並 340円

続いて焼きそば。麺は中細の蒸し麺で量は程々。具はほとんどモヤシだが、僅かにキャベツも混じっている。トッピングされている微塵切りの紅生姜と青海苔はたこ焼き用かな。青海苔は細かいパウダータイプでしっとりした質感。初めて見た。

焦げが多めなのが気になりました

中華鍋とフライ返しで調理しているのが見えたが、結構焦げが多い。たぶん何かポリシーがあって焦がしているに違いない。ソースは酸味の効いたタイプで油も多め。美味しいけど味が濃いので、どうも喉が渇く。会計時にお冷をお代わりしてしまった。

食べている最中、若者の持ち帰り客もやって来た。船岡のソウルフードは確実に次世代へも引き継がれているようだ。

白石川堤 一目千本桜

食後は船岡城址公園を訪れ、花見がてら散策。白石川堤の一目千本桜にはまだちょっと早かったようだ。次は見頃に訪ねてみたい。

たるや飲食店