難波屋

2017年3月22日

釜ヶ崎からもう一軒。

釜ヶ崎の象徴、三角公園

権兵衛を出た足であいりん地区・釜ヶ崎の象徴とも言える三角公園へ向かった。桜も散る頃の温かい日曜の朝だが噂通りがんがん焚き火をしている。付近一帯はその筋の方々の違法駐車だらけ。取り締まられる気配は全くない。一応公園の写真も撮れたけど色々と気を遣った。

三角公園の少し北に大阪府警の西成署がある。何度も暴動の起きている地域なので、まるで要塞のような威圧感のある造りだ。その西成署の並びにあるのが難波屋という立ち飲み屋。この界隈でも安くて美味いと評判の店らしい。

西成署近く 立ち飲み 難波屋

日曜の朝9時に入ってみたが15人分ほどあるカウンターはほぼ満席。肴はほとんど100円から200円で、もっとも高い品でもトンカツの300円。立ち飲みとは言え破格の安さだ。

難波屋 メニュー

ガス台前の空いていた席に着いて、とりあえず瓶ビールの大(400円)と筑前煮(200円)をオーダー。筑前煮は味付けが少し塩っぱめだが出汁が滲みて美味しかった。

瓶ビール大(400円)と筑前煮(200円)

強面のマスターはジャズのドラマーとしても有名で、この店でもライブをやったりしてるらしい。奥にはテーブル席もあったがこの日は電気が消されていた。

ビールを飲み終わって焼酎の水割り(250円)を注文。氷とレモンスライスの入ったジョッキと、グラスに注がれた焼酎を渡された。これをカウンターに置かれている水差しの水で割って呑むのだ。ノーマルは甲類でたぶんアサヒのダイヤ焼酎。たっぷり2杯は飲める量がある。麦や芋は300円で50円高い。

焼酎の水割り(250円)

さらに締めに焼きそば(200円)を注文。市販の麺を袋から出し、水道水で解してからフライパンで調理していた。麺と具を混ぜ炒め、塩コショウを振った後、醤油で「の」の字を二回書き、最後に少量の甘口ソースで風味付け。

焼きそば 200円

麺は中太で具はキャベツ、モヤシ、豚肉。醤油とソースのタッグが生きた、酒によく合う焼きそばだ。市販の麺とは言え、これで200円とはまさに破格である。

焼酎も飲み干し、いい心持ちになったところでお会計は1050円也。安い。文字通りセンベロだな。問題のありそうな客は出禁になるそうで客層も悪くなかったし、また来たい。

難波屋

店舗情報住所:大阪府大阪市西成区萩之茶屋2-5-2
営業時間:8:00~22:00
定休日:木曜日
主なメニュー焼きそば 200円
筑前煮 200円
瓶ビール(大) 400円
焼酎 250円