なーはー屋

2017年6月4日

沖縄本島北部、今帰仁村に「なーはー屋」という食堂がある。店舗は今帰仁村の仲宗根地区、国道505号=本部循環線の内回りで大井川を渡った脇道沿い。この店でもケチャップ味の焼きそばが食べられる。

今帰仁村 御食事処 なーはー屋

訪れたのは1月下旬、平日のお昼時。ナビの示した場所が実際とずれていて少しあせったが無事に辿り着くことができた。外観は古き良き沖縄の食堂といった趣き。店頭のガチャガチャや清涼飲料の自販機など、駄菓子屋的な雰囲気も漂う。

なーはー屋 店内の様子

客席はテーブル5卓に小上がり1卓。先客は二組で、おっちゃんは豆腐チャンプルを、家族連れは豆腐チャンプルや親子丼を食べていた。

なーはー屋 メニュー

メニューは壁に貼られていた。写真だと光が反射して見辛いが、焼きそばはソースとケチャップの2種類があり、どちらも500円。持ち帰りも可能だ。温かいお茶を出してくれた店のおじさんに「焼きそば、ケチャップで」と注文する。10分ほど待って配膳された。うーん、これまた独特な焼きそばだな。なんか色々と乗ってるし。

焼きそばケチャップ 500円

麺は幅広の平打ち麺。名護を中心とした沖縄本島北部では、沖縄そばに平打ち麺を使うところが多いらしい。具は玉ねぎ、人参、キャベツ、レタス、ニラ、それとカラシナかな。モヤシも混じっていた気がする。その上にポーク、三枚肉、魚の天ぷらのトッピング。

幅広の平打ち麺をケチャップ味で

味付けは塩コショウに風味付けのケチャップという感じか。見た目よりケチャップ感は薄めだが丁度良い味わいだ。それより特徴的なのはトッピングだろう。焼きそばのトッピングといえば内地では青海苔や紅生姜が定番だが、どうもケチャップ焼きそばとは無縁らしい。

付け合せはワカメと油揚げの味噌汁で、あっさりめ。沖縄の昔ながらの食堂の例に漏れず、やはりボリュームがあって美味しい店だった。

八重岳桜まつり 寒緋桜

ところで私が訪問した1月下旬くらいから本部半島の辺りでは桜が開花し始め、八重岳や今帰仁城でも日本一早い桜まつりが開催される。私もこの日の午前中に八重岳の桜を眺めてきたが、平日にも関わらずかなりの人出だった。今帰仁城へは以前行ったことがあるので寄らなかったが、恐らくそちらはもっと混んでいたことだろう。

一足早い春とケチャップ焼きそばを楽しんで、満足感に浸りつつ那覇へと戻った。またいつか来たい。

なーはー屋

店舗情報TEL:0980-56-2343
住所:沖縄県今帰仁村仲宗根278
営業時間:11:00~19:00頃
定休日:日曜
主なメニュー焼きそばケチャップ 500円
焼きそばソース 500円

豆腐チャンプル 600円
ナスのみそ煮 600円
親子丼 650円 カツ丼 650円
ソーキそば 600円 三枚そば 600円