Ms Chanhthai Noodle

2015年12月26日

年末年始特別企画の海外編。前回のニュージーランドから一気に移動して東南アジアのラオスです。


ラオスはタイとベトナムに挟まれた内陸国。中国・ミャンマー・カンボジアとも国境を接している。2014年11月頃、仕事関係の知人に誘われて、ラオスの首都のビエンチャン(Vientiane)を5日間ほど観光した。

Vientiane, Ms Chanhthai Noodle

今回紹介するのはホテルの近くにあった食堂だ。場所は「Xiengyeun Thong」という区画で、ラオス国営航空オフィスの並び、「Rue Pangkham」という通り沿いにある(この店ね)。

店の看板にズームイン

看板のラーオ文字は全く読めないが、その下のアルファベット表記が正しければ「Ms Chanhthai Noodle」というのがこの店の屋号らしい。「Chanhthai」が姓で「Ms」は愛称かな。「Chanhthaiさんのそば屋」的な店名ぽいな。

1日目の夜に通りがかって結構遅い時間まで営業していたのに、翌朝10時には店を開いていた。ちょうど朝食の店を探していたのでそのまま入店。

Ms Chanhthai Noodle 店内の様子

店内はいかにも東南アジアの食堂という雰囲気。ビニールクロスのテーブルにちゃっちいプラスチックの椅子。天井にはダンボールが一面に張られていて、蜂の巣や謎の巣や謎の獣の毛皮がぶら下がっている。こういう店、大好き。

Ms Chanhthai Noodle Menu

さてメニュー。ありがたいことに英語も併記されていた。店名通り麺料理が中心だ。麺は普通の麺(Noodle)、玉子麺(Yellow Noodle)、ライスヌードル(Rice Noodle)の3種から選べる。

この店の焼きそば ――ラオス語でクアミー(ຂົ້ວໝີ່:Khaw mee)―― は基本的に玉子麺らしい。最終的に"Stir Fried Yellow Noodle with Vegetable without meat"=「玉子麺の野菜焼きそば肉抜き」を注文。"With egg?"と訊かれたので"Yes"と返答。玉子付きもできるのね。

Stir Fried Yellow Noodle with Vegetable without meat 15000LAK

しばらく待って注文した品が運ばれて来た。フォークとスプーン、唐辛子醤油漬け、そして温かいスープも付いてきた。玉子麺は平打ちでシコシコした食感。具はモヤシ・キャベツ・人参・空芯菜的な葉っぱ。玉子は目玉焼きではなく、他の具と一緒に混ぜいためられていた。そして揚げニンニクチップのトッピング。

美味しそうな焼きそばですが甘いのです

食べてみるとかなり甘めの味付けだ。付け合せの唐辛子醤油漬けを加えるとピントが合う。汁っ気が多めでしっとりした仕上がり。麺と野菜のバランスが良く、玉子の旨味も生きている。日本でも十分通用する美味しさだ。これは大当たり。帰国後、池袋にあった温州坊という店で近い味の焼きそばを食べることが出来たのだが、他の店でもやって欲しいくらいだ。

シコシコの平打ち玉子麺が美味しい

付け合せのスープは期待通りのさっぱりした味わいだった。ベトナムのフォーなどで使われているスープと同じ系統なのだろう。この店の他の汁麺もこのスープが使われていた。

ラオスの通貨はkip(キープあるいはキップ)という単位だ。今回注文した野菜焼きそばは15,000kip=約225円だった。同行者とまとめての支払いだったので玉子代は分からず終いだが、ぼったくるような店ではなかった。円安傾向で海外の物価が比較的高く感じるようになったと言われるが、やはり安いなあ。

ラオスで見かけたスクーター用サイドカー

異国を歩くと町のそこかしこで気になるものを見かけてしまう。こちらはスクーター用の簡易サイドカー。サスもちゃんと付いていて意外としっかりした造りだった。たくましいなあ。

店舗情報住所: Xiengyeun Thong, Vientiane, Vientiane Prefecture, Laos
TEL: +856-20-5541-3828
営業時間: 早朝から夜まで
定休日: 不明
主なメニューStir Fried Yellow Noodle with Vegetable without meat 15,000kip