まつや軽食堂

富山からポーンと飛んで、今回は宮城県です。


宮城県の白石市街にまつや軽食堂というコナモン屋さんがある。こちらの記事によると昭和30年創業で現店主ご夫妻は二代目とか。焼きハムと焼きそばが名物と聞き足を伸ばしてみた。

白石市街 まつや軽食堂

訪れたのは4月上旬の平日、朝10時過ぎ。国道113号線沿いに店舗を発見。思ったより綺麗なお店だ。脇道を挟んだ向かい側の駐車場にバイクを停めていざ入店。「焼そば」と染め抜かれた暖簾を潜ると、厨房にいた女将さんから「いらっしゃいませ」との声が掛かる。

まつや軽食堂 店内の様子

客席はテーブル2卓、小上がり2卓。元は駄菓子も売っていたのか、アイスの冷凍庫や綿菓子の機械が置かれていた。開店直後で先客は居なかったが、朝9時くらいから予約注文の電話が鳴るらしい。

まつや軽食堂 メニュー

メニューはコナモンのみ。看板メニューの焼ハムに今川焼、焼きそばにお好み。和風ピザなんて品まである。

「何にしましょう?」
「焼きそば(550円)に玉子(30円)、それと焼きハム(150円)をひとつ」

注文を受けて女将さんが調理開始。鉄板から油の跳ねる音が聞こえてくる。5分余りで目玉焼きを乗せた焼きそばの出来上がり。

焼きそば 550円 + 玉子 30円

この麺は茹で麺かな? しなやかなストレート麺で太さは普通。一本一本がやや短めな印象。具は豚肉・キャベツ・もやし。トッピングに目玉焼きと青海苔、微塵切りの紅生姜。

しなやかなストレート麺

味付けは程よい甘さでバランスの良いソースだった。心地良い歯応えを残す絶妙な加熱で、玉子の焼き加減もドンピシャ好み。ボリュームも十分。最後まで食べ飽きない、後を引く美味しさだ。

焼きハム 150円

あとから焼きハムもやって来た。有体に言えばマヨネーズとハムを挟んだ大判焼きである。ふんわりした生地にハムの歯触りとマヨネーズの酸味が加わって、なかなか美味しい。

マヨネーズとハムがこんにちは

焼きハムを食べているうちに以前延岡の高田万十で食べたハムタイ、あるいは鯖江のタインバーガーで食べた三六サラダ焼を思い出した。似たような品が各地にあって興味深い。

焼きそばと焼きハムでお会計は730円。帰り掛けに「バイクですか、お気をつけて」と優しい一言。この気配りが嬉しいなあ。

白石城の三階櫓

その後、白石城へ寄り道。桜の花が丁度咲き始めた頃合で、平日なのに結構な賑わいだった。

まつや軽食堂

店舗情報TEL:0224-26-2460
住所:宮城県白石市延命寺北1-4
営業時間:10:00~17:30
定休日:第2・4日曜日
主なメニュー焼きそば
 並 550円 特大 800円 大盛 700円
 玉子付 30円増

焼ハム 150円 今川焼 120円
お好み焼 700円 特製お好み焼 800円
和風ピザ 800円