香港飯店0410

前回紹介したジャジャンハウスの近所をウロウロしていたら、「韓国ちゃんぽん専門店・香港飯店0410」という店を見つけた。あとで調べたところ韓国でチェーン展開しているコリアン中華の店で、新宿の店は昨年11月にオープンしたばかりの日本一号店とのこと。

香港飯店0410

「へー、こんな店もあるんだ」と店頭のメニューを確認すると「焼きちゃんぽん」なんて品がある。チャジャンミョンに比肩するコリアン中華の代表的な麺料理、韓国式チャンポン(짬뽕)にも焼きそば的なバリエーションがあったのか。これは食べておかねば!

香港飯店0410 店内の様子

実食に訪れたのは昨年の12月末。場所は明洞のり巻の斜向かいを歌舞伎町側へ少し入ったあたりだ。客席はカウンター6席にテーブル4卓ほど。店内は赤を基調としたスタイリッシュな内装だ。オープンしたてということもあり、とてもきれいである。

香港飯店0410 メニューの一部

案内されたカウンターへ腰かけてメニューを確認。品数は少な目で、韓国チャンポンとチャジャンミョン(짜장면/炸醬麵)、タンスユク(탕수육/韓国式酢豚)など、シンプルな構成になっている。タンスユクも食べてみたいが、小サイズで1500円ってのを見て止めといた。

「お決まりですか」
「焼きちゃんぽん(950円)をください」

たくわんと玉ネギ、お決まりの突出し

ジャジャンハウスと同じく、こちらでも生玉ネギとチュンジャン、たくわん(단무지/タンムジ)のセットが出された。本当にコリアン中華の店ではこれが必ずでてくるのね。お冷を飲みつつ待つこと5分ほどで出来上がり。

焼きちゃんぽん 950円

楕円の器り盛られた姿は韓国風ピリ辛海鮮焼うどんとでも呼ぶべきか。調べたところこの焼きちゃんぽん(볶음짬뽕/ポックンチャンポン)は、ここ香港飯店(홍콩반점/ホンコンパンジョム)0410のオリジナルらしい。よくぞ作ってくれた。さっそくいただこう。

モチモチシコシコの太麺を使用

麺は太麺。手打ちではないが、それを想起させるモチモチ・シコシコしたコシがある。具はイカ・エビ・豚肉に、人参・キャベツ・白菜・玉ねぎ・キクラゲ・ニラと野菜たっぷり。イカの火加減が特に絶妙で、とても柔らかく仕上げてあった。

魚介と野菜がたっぷり使われている

味付けはピリ辛だが予想よりずっとマイルドだ。メニューの説明では「オイスターソースがベースのオリジナルソース」と書いてあるけど、唐辛子粉も使われていた。麺も具もほどよく焦げていて、期待以上に美味しい。

追い唐辛子で味変するも良し

途中でもう少し刺激が欲しくなり、追い唐辛子で味変も試してみた。うん、いける。普通の韓国式チャンポン並みに辛い方が、私の好みに合うようだ。ボリュームもなかなかあって、満足できた。

韓国料理は1品が2~3人前でしかも量が多いため、一人で食べ歩くのにはあまり向いていない。せいぜいランチタイムの定食くらいで、あまりマニアックな品は試せずに来た。しかしこういう店が増えると入りやすいし、割高感も薄れるのではないかと思う。コリアン中華に興味ある方はぜひ一度お試しあれ。

香港飯店0410

店舗情報TEL: 03-6265-9952
住所: 東京都新宿区歌舞伎町2-19-10 1F
営業時間: 11:00~21:00
定休日: 無休
ホームページ
主なメニュー焼きちゃんぽん 950円

ちゃんぽん 800円
チャジャン麺 700円
タンスユク 小1500円 大2500円