(奈良県奈良市)

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn

奈良市街の景観地区、ならまち。元々は興福寺の境内だったが時代が下りに連れ、商業の街として発展した。往時を偲ばせる木造の町屋が立ち並び、入り組んだ路地を散策する観光客は絶えない。神社仏閣は勿論古都・奈良の一番の魅力だが、それとは少し異なる奈良の一面を垣間見ることが出来るスポットだ。

そのならまちの裏路地に団(だん)という老舗のお好み焼屋さんがある。観光客向けではなく、地元の方々が普段利用しているような店だが、あちこちの口コミを読んで寄ってみたくなった。

ならまち お好み焼 団

4月中旬、平日のお昼時に訪問。看板を頼りに半身にならないとすれ違えないような隘路を抜けてお店に到着。店内には焼台テーブルが5つあり、おばちゃん一人で切り盛りしていた。先客は女性の一人客のみ。

団 メニュー

メニューは壁に貼ってあった。肉に「ぎゅう」と振り仮名が振られており、豚は別に書かれている。「肉いうたら牛に決まってるわ」と主張してるかのようだ。食べ切れるか自信はないが、お好み焼・肉玉子入り(650円)と焼きそば・肉豚げそ三種(700円)の二品を注文。

焼くのは全ておばちゃんがやってくれる。まずはお好み焼から。よく混ぜた生地を鉄板に広げ、その上に肉を載せる。って、載せるどころか草履のような大きさの牛肉を三枚も被せて覆った。なんだこの肉の量は、こんなの見たこと無いぞ。お好み焼に使うにしては厚みもあるし、尋常じゃない。

牛肉三枚を惜しげもなく使う

お好み焼はこの状態で放置して、焼きそばの調理に取り掛かる。鉄板に油を引いて豚肉、牛肉を小手で切り分けながらゲソ、キャベツと混ぜ炒める。麺を加えてソースで味付けして出来上がり。

「焼きそばの火は弱めとくんでゆっくり食べてください、お好みの方はもうちょい待っててな」
「はーい」

焼きそば・肉豚げそ三種 700円

麺は中細ストレート。具は豚肉、牛肉、ゲソにキャベツと微塵切りの紅生姜。具の量が多く、一切れ一切れもでかい。自分の好みで削り節と青海苔のトッピングもできる。ソースは酸味の利いたウスターと円やかな甘味のとんかつ用、2種を使って味が調えられていた。うーん、美味しい。厳選された具の歯応えと旨味で口の中が喜んでいる。

焼きそばを食べている間にお好みの方も出来上がった。ふわふわの生地と牛肉を小手で切り分けて、そのまま口へ運ぶ。

お好み焼 肉玉子入り 650円

熱々で火傷しそうになるが、それも出来立てのお好み焼の醍醐味だ。牛肉、キャベツ、小麦粉が甘めのソースとマッチして実に美味い。牛肉がでかすぎて切り分ける際に生地から外れがちなのがちょっと勿体無い。「この肉、本当に大きいですねー」と呟いたら、「豚も牛も鹿児島産を使っている」と教えてくれた。

「四十年も同じ材料で同じことしてますんで、輸入肉使こたらすぐばれますでな」
「へー、国産牛でこの大きさ、この値段はすごい」
「焼きそばとで二つ食べれる? 残ったら包みますんで、言うてな」
「はい、ありがとうございます」

どうにかこうにか完食したが腹が苦しい。お会計は1350円也。

「いやー、美味しかった。満腹です」
「普通はひとつ食べて帰られますからな(笑)」
「ごちそうさまでした」
「おおきに、またおいでください」

奈良の裏路地の小さなお好み焼屋さん。判りにくい場所にあるが行って良かった。大盛りを売りにしてる奇を衒っただけの品とは一線を画すお好み焼きだ。一度体験するだけの価値がある。

ブロぐるめ! 食べ歩きポータル←足跡代わりにクリックしていただけると
  更新に張り合いが出ます。

店舗情報TEL:0742-25-0441
住所:奈良県奈良市西寺林町11-4
営業時間:12:30~22:30
定休日:月曜(祝日の場合は営業)
ホームページ
主なメニューお好み焼
肉玉、豚玉、イカ玉、エビ玉 650円
ミックス 800円 シーフード 900円
デラックス 1050円 スペシャル 1300円

焼きそば 700円 大 900円
上 850円 上大 1050円 シーフード 900円
スペシャル 1300円 スペシャル大 1500円

とん平 500円
This entry was posted in 奈良市 and tagged , , . Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">