ちゃんぽん醤

今回紹介するのは熊本で立ち寄った「ちゃんぽん醤(ひしお)」というちゃんぽん専門店。屋号の通り、醤油風味のちゃんぽんが看板メニューだ。いろいろな味のバリエーションに加え、焼きちゃんぽんもあるそうな。どんな品か確かめに行ってみた。

熊本市 ちゃんぽん醤(ひしお)

6月下旬、平日のお昼時に訪問。店舗は熊本市街、藤崎宮前駅近くの裏通りにある。レトロな雰囲気の外観だ。斜向かいにある麺豪のざきといううどん屋も気になりつつ入店。

ちゃんぽん醤(ひしお) カウンターの様子

外観と同じく、店内もシックなカフェ風の造りだ。客席はテーブル3卓と、窓に面したカウンターが3席。ランチ営業の開始直後の時間帯で先客は一組だけだった。あとから混むことを予想してカウンターに着席する。

ちゃんぽん醤 メニューの一部

専門店なのでメニューはもちろんちゃんぽんが主軸だ。柚子コショウや赤唐辛子、カレーなど味付けのオプションが幅広い。それらに紛れていた醤油焼きちゃんぽん(780円)をオーダー。ご飯と唐揚げやおにぎりを付けるセットもあるが、食べ歩きなので控えておいた。

天然素材の無添加スープだそうです

壁の貼り紙には「醤のちゃんぽんスープは天然素材からダシをとった無添加のスープです。安心してお召し上がり下さい」としたためられている。なるほど、無添加にこだわってるのね。

醤油焼きちゃんぽん 780円

注文から6~7分で注文した醤油焼きちゃんぽんが運ばれてきた。熱々の鉄板に盛り付けられ、餡が焦げてジュージュー言ってる。湯気すげー。しかもよく見たら麺が揚げてあるではないか。メニューを読み返したら「アツアツ鉄板に揚げ太麺とあんかけ野菜」という説明が付いていた。そっかー、そーくるかー。全く予想外のスタイルで戸惑いを隠せない。

カリカリに揚げたちゃんぽん麺を使用

麺は太いちゃんぽん麺を揚げたもの。具は豚、エビ、カマボコ、キャベツ、モヤシ、サヤエンドウ、キクラゲ。それを出汁の効いた甘じょっぱい醤油餡でまとめ、麺にたっぷり掛けてある。麺も餡も鉄板も全てがアツアツ。脳内に火傷警報が鳴り響く。

麺も餡も鉄板も全てがアツアツ

最初はカリカリの揚げ麺のクリスピーな歯応えを楽しむ。食べ進めるうちに麺が餡の水分を吸収してモチモチ歯応えに変化してゆく。無添加を謳う出汁と醤油の風味が滲みて、これが実に旨い。ボリュームもなかなかあり、酢を掛けての味変も良し。最後は麺や野菜の切れ端を、レンゲで餡ごとすくって平らげた。

最後はレンゲでひとすくい

食べ終える頃に客が連続で入ってきた。そっか、そろそろ昼休みだな。食事が済んだらそそくさとお会計。いやあ、意外なスタイルの焼きちゃんぽんだったが、大いに満足できた。今度機会があればスープに浸ったノーマルの醤油ちゃんぽんも食べてみたいなあ。

ちゃんぽん 醤

店舗情報TEL: 096-346-5235
住所: 熊本県熊本市中央区坪井2丁目1-5 Nビル 1F
営業時間: 11:30~14:00 17:30~21:30
定休日: 不定休(FaceBookで告知)
ホームページ
主なメニュー醤油焼きちゃんぽん 780円

醤油ちゃんぽん 780円
ソースやきそば 690円
アジアンはるさめ 900円