バーン・タム (東京都新宿区)

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サイフォン」「いなかむら」「インター」。どれも食べログで高評価を得ているタイ料理店だが、これらの店には共通点がある。実はどの店もとあるシェフが在籍したことがあり、彼が腕を揮うことで本場の味の人気店になったという。そのシェフの名はタムさん! タイ東北部イサーン地方出身、同じ店には1年といない流浪の天才料理人だ。

新大久保 セントラル大久保ビル

そのタムさんが、昨年8月1日に満を持して自分の店をオープンした。場所は新大久保で、屋号は「バーン・タム(Baan Tum)」。タイ語で「タムの家」を意味する。前回のロムアロイのママはタイの首都・バンコク出身だったが、イサーン地方のパッタイがどんな品かを確かめるために訪れてみた。

タムさん、恰好いい!

セントラル大久保ビルの入り口に置かれている看板も「伝説のシェフ! タムさんのレストラン」という煽りとキメ顔の写真で、ここが「タムの家」であることを思いっきりアピールしている。素晴らしい。店はビルの地下の一番奥にある。店舗の壁にもタムさんのキメ顔があるので分かりやすい。

新大久保 タイ料理 バーン・タム

前回紹介したロムアロイと同じく、この店も人気店で飛び込み入店はなかなか困難だ。何度か寄ってみたがいつも満席で断られた。偶々空いていて入店できたのは3月上旬の平日夜、4度目の訪問のこと。どうしても来たければ電話予約すれば済むのだが、大人数で食べると料理に集中できないってのが難点なのよね。1人予約してパッタイだけってのも店に申し訳なく感じるし。

生ビール 490円

客席のキャパは30人ほどで、この日は半分埋まってた。残りもほぼ予約席だそうで、本当にギリギリで入ることができた。とりあえず生ビール(490円)で一人乾杯。銘柄はサッポロ黒ラベルだ。

カエルのニンニク揚げ 1500円

ツマミに注文したのはカエルのニンニク揚げ(1500円)。タイ語だと「コップ・トート・ガティアム(กบทอดกระเทียม)」。「コップ(กบ)」はカエル、「トート(ทอด)」は「揚げる」、「ガティアム(กระเทียม)」はニンニクを意味する。タイ東北部イサーン地方は山間部で海が無いため、魚介系はナマズ(プラー・ドゥック/ปลาดุก)などの川魚やカエルを使った料理が多い。

鶏肉と白身魚の中間のような肉質

バーン・タムではカエルの足に少し胴体が付いたものが4本揚げられていた。ニンニク揚げとあって、かなりニンニクが効いている。カエルはこれまで何度か食べたことがある。鶏肉と白身魚の中間のような肉質で、割りと好みの味だ。胴体の部分は小骨が多いが、味に癖がないので、フライドチキン感覚で食べられる。

このドレッシングがヤバい

この料理で目を見張ったのがサラダに掛けるドレッシングだ。青唐辛子がガツンと効いていて、峻烈な辛さが味わえる。さすがイサーン出身のスターシェフ、インパクトが凄い。大人数でコースを頼み、ラープやソムタムなどイサーン地方のもっと辛い料理を食べてみたくなった。

バーン・タム メニュー

そして目的のパッタイ(ผัดไทย/Pad Thai)。メニューでは「タイ風焼きそば」とも表記されていて、価格は1100円。ビールのお代わりのついでに注文した。

パッタイ 1100円

平たい中細のライスヌードル=クイッティオ・センレック(ก๋วยเตี๋ยว เส้นเล็ก)と、玉子・干しエビ・ピーナッツ・ニラ・モヤシを炒めてある。トッピングは赤い干しエビと生モヤシ。ピーナッツをトッピングに使うのは見かけるが、麺と炒めるというのは日本人には無い発想だ。焼きそばに応用しても面白いかも知れない。

麺とピーナツを炒めているのが面白い

味付けはタマリンド(マカーム/มะขาม)の酸味、ナンプラー(ナムプラー/น้ำปลา)の旨味と塩っけ、砂糖(ナムターン/น้ำตาล)の甘みの3要素。味付けにもトッピングにも唐辛子(プリックポン/พริกป่น)は見当たらない。タイ料理の中でもイサーン地方の味付けは辛いことで知られているが、実はパッタイは辛くなく、むしろ甘すぎるほどの味付けなのだ。タイ・イサーンと、メコン川を挟んだ対岸のラオスとは料理も似通っているそうだが、そういえばラオスの焼きそばも甘かったっけ。

あまめの味付けが印象的

モチモチと伸びやかなコシのあるライスヌードルに、甘味・酸味・塩味・旨味がバランス良く滲みている。玉子やエビの風味も良く、レモンを絞ると爽やかさが増してさらに美味しい。辛いものが苦手でもこれならきっと気に入ってもらえそうだ。わざわざこれほどの人気店で食べるメニューでは無いのかもしれないが、タイ料理好きや焼きそば好きならイサーンスタイルのパッタイを一度は食べておくのも良いだろう。

ポーションが多目なので2品ですっかり満腹になってしまった。ビール2杯を加えてお会計は4080円。伝説のシェフ、タムさんの本領を味わうなら、やはり大人数でコースを頼むのが良いだろう。辛い物好きを募って再訪したいなー。そうそう、少し離れた大久保駅の近くに2号店のバーン・タム2も昨年末オープンしたらしい。そちらではランチでパッタイを提供しているようだ。そっちも一度訪れてみたい。

バーン・タム

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店舗情報TEL: 03-3205-5661
住所: 東京都新宿区大久保2-19-1 セントラル大久保ビル B1F
営業時間: 17:00~24:00
定休日: 月曜日
主なメニューパッタイ 1100円
カエルのニンニク揚げ 1500円
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